日本代表、初のE-1選手権2連覇! ジャーメイン良の今大会5点目が決勝弾、韓国撃破で3戦全勝

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2025年07月15日 21:48  サッカーキング

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ジャーメイン良の序盤の得点が決勝弾に [写真]=Getty Images
 東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・第3節が15日に行われ、日本代表と韓国代表が対戦した。

 今大会は、その名の通り東アジアのナンバーワンを決める大会。インターナショナルマッチウィーク外での開催となるため、日本代表を率いる森保一監督は海外でプレーしている選手を招集せず、普段は明治安田Jリーグで活躍する国内の選手たちに絞ってメンバーが構成された。

 日本代表は今月8日、今大会の初陣でホンコン・チャイナ代表を6−1と粉砕。続く12日には、同試合からスターティングメンバー11名を入れ替えた状態ながら、中国代表に2−0と完勝。ここまで2連勝を飾っている。

 そんな日本代表の前に立ちはだかるのが、“宿敵”の韓国代表だ。今大会、韓国代表もJリーグとKリーグでプレーする選手のみのメンバー構成となっているが、初戦では中国代表を3−0で、第2節ではホンコン・チャイナ代表を2−0で破っており、盤石の戦いぶりを披露。日本代表と同じくここまで2連勝を記録しており、最終節を勝利したチームが、今大会の頂点に立つことができる。なお、得失点差の関係により、日本代表は引き分けでも優勝が決められるが、視線の先には勝利しかないだろう。

 森保監督が送り出したスターティングメンバーには、第1節のホンコン・チャイナ代表戦で先発した面々が9名も名を連ねた。前節の中国代表戦からは、MF望月ヘンリー海輝を除く10名を入れ替え。ホンコン・チャイナ代表戦で4ゴールを奪ったジャーメイン良を筆頭に、稲垣祥や垣田裕暉、そしてキャプテンマークを巻く相馬勇紀らが先発に名を連ねた。ゴールマウスを守るGK大迫敬介は、満を持して今大会の初スタメンに入っている。

 対する韓国代表は、前節からスターティングメンバーを9名変更。初戦との比較では、日本代表と同じく9名が同様の顔ぶれとなっている。FC町田ゼルビアでプレーするナ・サンホが2試合連続の先発に名を連ねており、同じく町田所属のオ・セフンと鹿島アントラーズ在籍のキム・テヒョンはベンチからのスタートとなった。

 この試合、最初の決定機を作ったのは韓国代表。7分、自陣ペナルティエリア手前の位置で、宮代大聖からの望月ヘンリー海輝を目掛けたパスをインターセプトしたところからカウンターへ転じる。イ・テソクからのスルーパスでナ・サンホが背後のスペースへ飛び出し、対峙した安藤智哉を振り切って右足でフィニッシュまで持ち込むと、グラウンダーのシュートはポストに直撃した。

 日本代表としては肝を冷やす場面だったものの、この直後にはGK大迫からの縦パスを起点にチャンスを作り出す。垣田のポストプレーから、川辺駿が左サイドへ広げると、大外のスペースで受けた相馬はカットインから右足でクロスボールをチョイス。このボールに合わせたのはジャーメイン。得意の左足でダイレクトボレーを沈め、日本代表が先制に成功。“相馬→ジャーメイン”のホットラインで今大会3点目が生まれ、ジャーメイン個人としては5点目をマークした。

 先制点を奪い、優位に立った日本代表は、19分にもビッグチャンスを構築。敵陣での稲垣のボール回収から、ジャーメインがボールを収め、右サイドを駆け上がった望月がクロスボールを送る。ここはクリアされたものの、こぼれ球を拾った安藤智哉がボックス右から右足を振り抜く。シュートはわずかにゴール左へ外れた。

 その後は両チームともに激しい攻防戦を繰り広げながら、決定的なシーンは生まれずにハーフタイムに突入。後半に入ると、試合の流れは一気に韓国代表へ傾く。日本代表から見て右サイド、韓国代表から見て左サイドのスペースを有効活用する場面が増加。幾度となくゴール前へボールを入れ、きわどいシーンを作り出すが、日本代表の守備陣も体を張った守備でゴールを許さない。

 苦しい時間が続くなか、65分には宮代と垣田を下げて佐藤龍之介と細谷真大、77分には川辺駿と相馬勇紀に代えて宇野禅斗と植田直通を投入し、逃げ切り体制に入る。終盤に入ると韓国代表がロングボールを放り込み、84分にはゴール前で落としを拾ったイ・ホジェがダイレクトボレーを狙うが、ここはGK大迫がビッグセーブで難を逃れる。

 後半の45分間は非常に苦しい展開となったが、試合はこのままタイムアップを迎えた。この結果、日本代表が前回大会に続くE-1選手権の2連覇を達成。日本代表にとって、同大会の連覇、そして3戦全勝は初の快挙となった。

 次回の日本代表のゲームは、9月のインターナショナルマッチウィークに予定されているアメリカ合衆国への遠征。メキシコ代表、アメリカ代表と、FIFAワールドカップ26の開催国との2連戦に臨む。

【スコア】
韓国代表 0−1 日本代表

【得点者】
0−1 8分 ジャーメイン良(日本代表)

【スターティングメンバー】
日本代表(3−4−2−1)
GK:大迫敬介
DF:安藤智哉、荒木隼人、古賀太陽
MF:望月ヘンリー海輝、稲垣祥、川辺駿(77分 宇野禅斗)、相馬勇紀(77分 植田直通);ジャーメイン良(85分 原大智)、宮代大聖(65分 佐藤龍之介)
FW:垣田裕暉(65分 細谷真大)


【ゴール動画】お馴染みの“相馬→ジャーメイン”が決勝弾!


ピンチの後にチャンスあり🙆‍♂️

ピンチの直後、GKから繋いだボール
今大会抜群の相性を見せている#相馬勇紀 と #ジャーメイン良 の
ホットラインで日本が先制🤛💨#日本代表 #E1 #UNEXT
📺 https://t.co/y9fzJ8CVSG pic.twitter.com/vPNdqcAYrc— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) July 15, 2025

このニュースに関するつぶやき

  • 日本代表になるには、海外クラブにいないといけないから、この大会は海外クラブへの転職試験みたいなイメージなんですよね。
    • イイネ!2
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