10年ぶりの新機種投入、ソニーからフルサイズコンパクトカメラ「RX1R III」登場 約66万円

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2025年07月16日 08:20  ITmedia NEWS

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 ソニーは7月15日、ハイエンドコンパクトカメラ「RX1R III」を発表した。約6100万画素のフルサイズセンサーと、35mm F2の単焦点レンズを搭載した一体型カメラで、2015年に登場した「RX1R II」から10年ぶりの後継機となる。オープン価格だが、市場推定価格は66万円前後。8月8日に発売予定。


【画像はこちら】66万円のソニー製コンデジ「RX1R III」をじっくり見る(全9枚)


 センサーは、有効約6100万画素の裏面照射型「Exmor R」イメージセンサーと、画像処理エンジン「BIONZ XR」、レンズにZEISS Sonnar T* 35mm F2を搭載する。レンズ光軸とイメージセンサーの撮像面の位置をミクロン単位で調整した他、ARコーティングを施したセンサー、光学ローパスフィルターレス仕様により、解像性能を最大限に引き出すという。


 AIプロセッシングユニットを搭載し、高速・高精度なAFを実現。瞳だけでなく人間の胴体や頭部の位置を認識する姿勢推定技術により、被写体の顔が見えない場合やサングラス・ヘルメットなどで顔の一部が隠れている場合でも追随可能という。被写体は人物や動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機なども認識できる。


 レンズにはマクロリングを搭載し、被写体に20cm(最大撮影倍率:0.26倍)まで近づくことができる。高画素を生かしたステップクロップ撮影機能も内蔵しており、ボタン・ダイヤルの操作で35mm、50mm、70mm相当の3段階の画角に切り替えられる。なお、手ブレ補正は電子式のみ。動画用のアクティブモードもある。


 最大4K/29.97pの動画撮影に対応。静止画/動画で利用できるクリエイティブルックには、新たにFL2とFL3を加えた全12種類を用意。FL2は落ち着いた発色のノスタルジックな表現、FL3はクリアな発色の軽快な表現が可能。色合いや色の濃さ、明るさ、コントラスト、シャープネスなど、映像の質感や色味を撮影時に画面で確認しながら調整できる。


 本体はマグネシウム合金製で、新開発のアイアンブラック塗装を採用。236万ドットの内蔵EVFと、3インチの液晶パネルを搭載する。質量は、バッテリーとメモリカード込みで約498gと、バッテリーが大容量化(NP-BX1からNP-FW50に変更)したにもかかわらず、RX1R IIから9g軽量化した。ただし、RX1R IIの特徴でもあった内蔵EVFのポップアップ機構と、液晶パネルのチルト機構が省かれている。


 インタフェースは、SDカードスロット(UHS-I/II)、PD充電/給電に対応したUSB Type-Cポート、HDMI micro(TypeD)ポート、マイク入力ポート、マルチインターフェースシューを搭載する。シャッターはレンズシャッターと電子シャッターが利用でき、前者で最大1/4000秒、後者で最大1/8000秒(動画は1/1万2800秒)。レンズシャッター方式を生かし、マルチインターフェースシューを使ったフラッシュ同調速度は最大1/4000秒を実現する。


 関連アクセサリーとして、サムグリップ「TG-2」(8月8日発売、メーカー希望小売価格3万8720円)、ボディケース「LCS-RXL」(8月29日発売、同2万1120円)、レンズフード「LHP-1 J2」(8月8日発売、同2万2330円)を発売予定だ。



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