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ロシア政府系のメディア「Sputnik(スプートニク)」に関する投稿を多くしていた「Japan News Navi」(@JapanNNavi)など複数のXアカウントが相次いで凍結され、ネットユーザーの注目を集めている。いずれもロシア製botとの関係が指摘されたアカウントだった。
きっかけと目されているのは、情報法制研究所(JILIS)の事務次局長兼上席研究員でブロガーの山本一郎さんが7月15日にnoteに投稿した「参政党を支えたのはロシア製ボットによる反政府プロパガンダ」という記事。ロシア製ボット(bot)が、フォロワーを多く抱える親露派アカウントが流す政府批判や偽情報、印象操作の投稿をバズらせていると指摘した。
例えばXには、生成AIとスマホを使ったbotシステムが1400以上あり、こうした投稿の“クリック工場”として運用されているという。Xの場合、注目を集めた(=初期のアクセスが多い)投稿を「おすすめ」などに掲載し、さらにアクセスが増えると「トレンド」などに入れて拡散しやすくなる仕組みがある。こうしたSNSの“話題を抽出する仕組み”を利用して偽情報を流布していたという。
記事ではJapan News Naviの他、政府批判の投稿が多い「ヒムロ」(@himuro398)など複数のアカウントを名指し。名前が挙がったアカウントは、いずれも16日までに凍結された模様だ。
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凍結の理由は明かされていないが、Xではbotネットなどの自動化を利用したトレンド操作などは規約違反となる。
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