【阪神】5位中日に甲子園で2年ぶり連敗、迫る27年ぶり珍事

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2025年07月16日 23:11  日刊スポーツ

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阪神対中日 中日に連敗しファンにあいさつする藤川監督(撮影・加藤哉)

<阪神0−6中日>◇16日◇甲子園



アレアレどうした!? 首位阪神が5位中日に2連敗し、6カードぶりに負け越した。


先発高橋宏の前に三塁を踏めず、4安打で今季5度目の完封負け。中日戦は5勝7敗でセ界で唯一負け越している。2位巨人に8・5ゲーム差をつけて独走中とはいえ、何ともイヤ〜な感じの完敗だ。きょう17日は昨年ドラフト1位で競合して外した金丸が先発してくる。井上竜を苦手としないためにも、元恋人撃ちでスカッと快勝したい。


   ◇   ◇   ◇


甲子園にため息が充満した。才木と高橋宏の「ヒロト対決」となった一戦で、打線が散発4安打と沈黙。チャンステーマが流れたのは8回と9回に二塁へ走者を進めた2度だけ。三塁を踏めず、ストレスばかりがたまる5度目の0敗になった。阪神戦通算10戦1勝だった高橋宏に完封され、甲子園初勝利も献上した。


藤川監督は相手右腕に脱帽するしかなかった。「すごく良かったですよね。ボールの軌道もこれまでより良かったと思います」。0−0の3回は先頭梅野が安打で出塁したが、才木がスリーバント失敗。続く近本の鋭い打球は二直で不運の併殺。4〜7回は無安打に抑えられた。内野安打と暴投でもらった8回2死二塁の得点機は、梅野が空振り三振に仕留められた。指揮官ももどかしげだった。


「才木はバントがうまくできず、高橋投手は(6回の先制機に)バントを決める。野球のゲームというところでは投げること以外、セ・リーグはやらないといけないので…」


期待の中軸も無安打に終わった。本塁打&打点でリーグ2冠の4番佐藤輝も3の0。完敗を認めるしなかった。「むちゃくちゃ良かったですね。コントロールも。いい球を投げてたと思います。普通にまた明日、頑張ります」。4の0に終わった3番森下も「打てなかったです。修正して頑張ります」と唇をかんだ。


首位は揺るがないが、何ともいや〜な感じの2連敗になった。負けても2位巨人を8・5差離して独走しているが、5位中日戦は5勝7敗でセで唯一負け越し、借金は2に増えた。昨季10勝0敗1分けだった甲子園でも、3勝3敗と苦戦気味だ。もし17日も敗れれば、星野監督が中日を率いていた98年以来の甲子園3連戦3連敗…。27年ぶりの屈辱は何としても避けたい。


17日はドラフト1位左腕の金丸が先発してくる。昨年競合してくじで外した元恋人に、プロ初勝利を献上するわけにはいかない。井上竜を天敵にするわけにもいかない。2年ぶりVを目指すチームにとって、重要な戦いになる。【伊東大介】


▽阪神近本(4の1、中日戦打率は1割8分9厘)「スコアラーさんから試合前に言われました。中日打ってないよって。それはタイミングとか時期にもよるし、そこまで深く考えることでもない。チームとしてもあまり(中日に)勝ってないし、明日勝ちたいです」


▽阪神木下(2度目のイニングまたぎも9回に4失点し、連続無失点が6試合でストップ)「何もないです」


▽阪神中川(2度目の1軍昇格)「ファームでやってきたことを出すだけ。今いい感覚をつかめている。そこは1軍も2軍も関係ない」

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  • 藤波が帰って来たからか!!
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