大阪・関西万博の米国館前で握手するベセント米財務長官(左)と赤沢亮正経済再生担当相=19日午後、大阪市此花区 赤沢亮正経済再生担当相は19日、「米国の関税措置に関する日米協議を実施すべく、来週早々にも(首都)ワシントンを訪問する予定だ」と述べ、週明けにも訪米する意向を示した。大阪・関西万博の米国関連式典に出席し、ベセント財務長官ら代表団と面会後、報道陣の取材に応じた。8月1日に迫る米国による日本への25%の相互関税発動の回避を目指す。
日米関税交渉は日本の参院選もあり、停滞感があった。赤沢氏は、19日の式典や昼食会で「関税協議はしていない」と説明。ただ、期限が迫る中、関係閣僚が対面で協議すべき時期にあるとの認識を示した。

大阪・関西万博で開かれた米国の「ナショナルデー」の式典で、言葉を交わす赤沢亮正経済再生担当相(右奥)とベセント米財務長官(左から2人目)=19日午前、大阪市此花区

大阪・関西万博で開かれた米国の「ナショナルデー」の式典後、記念撮影するベセント米財務長官(前列左から4人目)、赤沢亮正経済再生担当相(同5人目)ら=19日午後、大阪市此花区