10日ぶりに猛暑日100地点超え 明日21日は更に猛暑日地点増 危険な暑さ長期戦

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2025年07月20日 17:58  日本気象協会

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日本気象協会

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今日20日(日)は九州〜東北の119地点で猛暑日となり、山形や岩手など東北で37℃以上の体温並みの猛暑となりました。明日21日(月:海の日)は更に猛暑日地点が増え、九州〜北海道で35℃超え続出となりそうです。この先、危険な暑さは長期戦。昼間だけでなく夜の熱中症にも警戒が必要です。

10日ぶりに猛暑日地点100超え

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今日20日(日)は、900地点あまりある全国アメダスの内、最高気温30℃以上の真夏日は735地点と8割以上(南鳥島除く)。最高気温35℃以上の猛暑日は119地点と、10日ぶりに100地点を超えました。

全国で一番暑くなったのは、山形市で37.2℃。2位は岩手県奥州市江刺愛宕37.0℃(今年一番)、福岡県太宰府市37.0℃と、体温並みの危険な暑さとなりました。

青森県今別町33.4℃、岩手県洋野町種市35.2℃、宮城県鳴子温泉36.2℃など、昨日19日(土)梅雨明けした東北北部を中心に6地点で7月1位の値を更新しました。

その他、札幌30.8℃、仙台市33.2℃、新潟市35.3℃、東京都心32.9℃、名古屋市33.2℃、大阪市34.4℃、福岡35.3℃、那覇市31.5℃など。福岡市は3日ぶりに猛暑日となりました。

※20日15時までの速報値

明日21日(月:海の日) 更に猛暑日地点増

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明日21日(月:海の日)は、九州〜北海道の広い範囲で猛暑日となり、猛暑日地点は今日20日(日)より更に増える予想です。前橋市や京都市は37℃、山形市36℃、北見市(北海道)35℃など、体温並みの厳しい暑さとなるでしょう。東京都心や大阪市も34℃まで上がる見込みです。

【21日の予想最高気温】
37℃:前橋市(群馬)・熊谷市(埼玉)・甲府市(山梨)・京都市など
36℃:山形市・さいたま市・福井市・鳥取市、佐賀市など
35℃:北見市(北海道)・名古屋市・富山市・大分市など

今年2025年は、7月7日の七夕に猛暑日210地点と今年初の200地点超えとなり、岐阜県多治見市で38.8℃と今年全国で最高気温を観測しています。この先も、七夕を上回る猛暑が予想されるため万全な熱中症対策が必要です。

猛暑日が続出の一週間

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この先1週間も、九州〜北海道にかけて体温並みの体にこたえる厳しい暑さが続きます。
札幌でも真夏日が続き、帯広など内陸では38℃と、体温超えの危険な暑さとなるでしょう。山形など東北でも36℃〜37℃が続き、北日本(北海道・東北)でも猛暑となりそうです。

東日本(関東甲信・北陸・東海)や西日本(近畿〜九州)では、内陸を中心に猛暑日続出となるでしょう。前橋や京都では、36℃〜37℃と危険な暑さが続き、名古屋市や大阪市、福岡市も猛暑日の日が多いでしょう。東京都心も連日、34℃前後となりそうです。

例年、この時期からお盆にかけてが一年の中で最も暑く、暑さの記録が出る時期です。2018年以降は、毎年どこかで最高気温40℃以上を記録しています。夜も気温の下がり方が鈍く、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)が続く見込みです。「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、夜もエアコンをつけたまま休むなど、対策は万全に行いましょう。

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