限定公開( 1 )
<ソフトバンク7−3西武>◇20日◇ベルーナドーム
西武の自力優勝の可能性が、今季87試合目にして消滅した。
この日の敗戦で今季は42勝44敗1分けとなった。残り56試合に全勝した場合、98勝44敗1分けで勝率6割9分0厘となる。一方で現在2位のソフトバンクが、西武との残り8試合に全敗しても、それ以外で全勝すると98勝42敗4分けの勝率7割0分0厘となるため、西武は勝率でソフトバンクを上回れない計算になる。
西口文也監督(52)の就任1年目となった今季、今井達也投手(27)隅田知一郎投手(25)を軸とした投手力を背景に、6月19日時点では最大で貯金を「7」まで増やしていた。
ところが打線がその後失速し、6月20日以降は6勝15敗1分けと黒星がかさみ、一気に自力V消滅にまで落ち込んでしまった。
|
|
この日も2回裏に3連打での無死満塁を、併殺打などでつぶして無得点。直後の3回表、先発の武内夏暉投手(23)がソフトバンク野村に先制弾を浴び、その後も同イニングでさらに3失点。3回裏に2点を返したが、4回表に武内が先頭の谷川原に再び初球を本塁打されるなど、力や勢いの差を見せつけられた。
西武は昨季、シーズン91敗と歴史的な敗北を喫した。5月18日に13勝26敗となった時点で早くも自力優勝の可能性が消滅していた。
また昨季はこの日と同じ87試合目の時点で、すでに27勝59敗1分けの借金「32」となっていた。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。