「このままでは死んでしまう」猛暑の屋根から12年前に救った子猫　ひとりが好きだったけど、「甘えん坊おじいちゃん猫」に

「7月で保護して12年、かわいいおじいちゃんになりました」

【写真】子猫時代、へそ天になって眠るゴンちゃん

2025年5月8日、Xユーザーのこげめちゃん（@petbaka）がそんなコメントとともに投稿した1枚の写真が話題です。写っているのは、茶白猫の「ゴン」ちゃん（12歳・男の子）。きょとんとした表情で飼い主さんを見つめる姿はとても愛らしく、穏やかに暮らしている様子が伝わってきます。この投稿には3.5万件を超える“いいね”がつき、ゴンちゃんへの祝福の声が相次ぎました。飼い主さんに、出会いの経緯や現在の暮らしについて詳しくお話を伺いました。

「このままでは死んでしまう」思い切った決断で救った命

ーーゴンちゃんとの出会いは、どんな状況だったのでしょう。

「以前、自分で営んでいたお店の窓から隣の平屋の低い屋根に子猫がいるのが見えました。しばらく様子を見ていましたが、7月に入って猛暑が続き『このままでは死んでしまう』と思って保護することにしたんです。食べ物で誘って、何とか捕まえることができました」

ーーゴンちゃんを迎えた当初、家ではどんな様子でしたか。

「先住の猫が3匹いて犬もいたので、ゴンちゃんは顔を隠して隠れていました。だいたい1週間ほどで慣れてくれました。先住の猫たちは軽く受け入れてくれたので、大きな問題はありませんでした」

ーー今はゴンちゃん以外に、どんな子たちと暮らしているのですか。

「ゴンちゃん以外にハチワレばかり3匹います。ハチワレたちは仲がいいのですが、一匹狼のゴンちゃんはいつもひとりです。でも、それがゴンちゃんの性格なのでそのままでいいと思っています」

ーー先住猫がいる中で新しい猫を迎えるとき、どんな工夫をしているのでしょう。

「一昨年、初めて成猫を保護したときは半年かけて顔合わせをしました。毎日朝昼、お互いが見える場所でご飯をあげて、少しずつ慣れさせました。相性もあるので先住がいると気を使いますが、幸い今はうまくいっています」

ーーゴンちゃんの性格やこれまでの変化、印象に残っていることなどがあれば教えてください。

「ゴンちゃんはひとりが好きな子で、寝るときもいつもひとりです。気分が乗らないとあまり甘えないのですが、最近は歳をとったせいかよく甘えてきます。先代の子たちがみんな逝ってしまってからはボスでしたが、昨年あたりからは歳のせいかボスを譲って寝てばかりです」

ーー今、ゴンちゃんに伝えたいことはありますか。

「ご縁があってみんなと出会って、一緒に暮らして、いっぱい癒やしてくれてありがとう」

リプライには、ゴンちゃんを愛おしむ声や「ずっと元気でいてね」という願いがたくさん寄せられました。

「いつまでも元気でね」
「かわいい！ 鳴き声も」
「ゴロゴロ鳴らしてリラックスしてるのが伝わるね」
「おじいちゃんには見えないです。まん丸お目目のとってもかわいい子」
「お目々まん丸でとてもかわいいですね！ まだまだお元気で。あやかりたいです」

（まいどなニュース特約・梨木 香奈）

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