セブン&アイ・ホールディングス(写真左、AFP時事)とアリマンタシォン・クシュタールが展開するカナダコンビニ大手クシュタールのロゴマーク セブン&アイ・ホールディングスの特別委員会は22日、買収提案を撤回したカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールに対する「見解」を発表し、同社が「当初から米国の独禁法上の課題を真剣に捉えることがなかった」と批判した。
協議の過程でクシュタールが独禁法関連の承認取得に向けて「明確な道筋がある」と主張していたことについて、特別委は「現実には非常に大規模な店舗売却なくして完了し得ないものだった」と指摘。その上で、「適切な買い手候補を特定しなかった」と反論した。
セブンの協議姿勢が消極的だったと不満を示したことに関しては、「最後まで真摯(しんし)に向き合う覚悟で臨んでいた」と反発。買収撤回について、「自らの判断で選んだにすぎない」と断じた。