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7月20日投開票の参院選で、与党過半数を割る大敗を喫した自民党。昨秋の衆院選に続く連敗で、石破茂首相(68)への退陣要求が党内からも上がる中、石破氏は21日の会見で続投を正式に表明していたのだが、23日に毎日新聞などが、8月中に退陣する見通しであることを報じた。
ところが、石破氏は同日夕に応じた取材で、「一部でそのような報道がございますが、私はそのような発言をしたことは1度もございません」「報道されているような事実は全くございません」と重ねて否定するなど、政局は混迷を極めている。
とはいえ、今後も党内で批判が広がり、「ポスト石破」めぐる動き加速することは避けられない。そんななか、注目を集めているのが、自民党最高顧問・麻生太郎氏(84)の動向だ。参院選が行われた20日、麻生氏が「石破首相の続投は許されない」と周囲に話していることがテレビ朝日で速報された。
「今回の参院選では、自公が大きく後退する一方、参政党・国民民主党の躍進が目覚ましかった。その背景には、従来の保守層が参政・国民に流れたことが挙げられるでしょう。党の立て直しには、保守層の奪還は必至。そうなると、麻生氏が前経済安保担当相の高市早苗氏(64)を昨年の自民党総裁選に続いてプッシュする可能性があるのではないでしょうか。“ポスト石破”候補は林芳正官房長官(64)、小泉進次郎農相(44)など様々ですが、保守層からのウケだけを高市氏に軍配が上がるのではないでしょうか」(政治部デスク)
そんな麻生氏、高市氏に秋波を送っていた人物が――。参院選東京選挙区で2位当選を果たした参政党・さや氏(43)だ。当選から一夜明けた21日、経済学者・三橋貴明氏(55)のYouTubeチャンネルの生配信に出演した。
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石破氏が会見で続投を表明する様子を見ながら、さや氏は「まさかの。ギャグ?常識がない」とコメント。その横に座る三橋氏も、「もしこれで自民党の高市さんたちが動かなかったら、アウトだわ。自浄能力ゼロってことで」と指摘した。
その後も、さや氏は「ここまでくると、石破さんは自民党を根本から潰そうとして、どこかから派遣されてきたんじゃないかというか。使者かな、というぐらい。本当に壊れちゃってるじゃないですか。派閥ももう終わってるし」と、石破氏の続投に驚いた様子。そして、三橋氏が「麻生・高市陣営、あそこが割れて両院議員総会を開く動きをしなかったら終わりだよ」と訴えると、さや氏はこんな“ラブコール”を送ったのだ。
「だから、もうその辺りの人たちも離党して、合流とか、そういう。こちら側に合流とか。参政党でも、国民民主党でも、ダメかしら?」
これを聞いた三橋氏は「こちら側って何よ!?」と驚く様子で、さや氏のまさかの提案に、Xでもこんな反応が寄せられていた。
《自民支持者だけど、万が一これに乗ってしまったら自民支持やめるなぁ…》
《これ、代表知ってんのか?勝手にやってる?軽すぎやろ》
《麻生さん高市さんは参政党と組むなんて100%ない》
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