7月20日、第27回参議院議員通常選挙の投開票がおこなわれた。今回の選挙では、税金・物価高・防衛・外国人問題など国民の間でさまざまな懸念が広がる中、今後の政治展開を左右する結果が大きな注目を集めた。
候補者たちの選挙運動の様子を連日報道していたテレビ各局は、開票後の当落を長時間の選挙特番で生放送。当選者へのインタビューや、各政党の党首と議論を交わすキャスター陣に注目して観ていた視聴者も多いことだろう。
そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、20〜60代の男女500人を対象に「参院選選挙特番で評価を下げたキャスター」についてアンケート調査を実施した。
第3位は『zero選挙2025』(日本テレビ系)でキャスターを務めた櫻井翔(43)。
国民的アイドルグループ・嵐のメンバーとして活動しながら、2006年から『news zero』(日本テレビ系)でキャスターを務める櫻井。嵐は2024年にデビュー25周年を迎えたものの、2026年のコンサートを最後に活動終了することが決まっている。
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アイドルとしての好感度は高い櫻井だが、キャスターはまた求められるスキルが違う。SNSなどで簡単に個人の意見が発信しやすくなった昨今、芸能人が軽い気持ちでした発言が炎上してしまうことも多い。櫻井はそういった危機管理能力に長けている反面、切り込んだ発言をしない点がキャスターとして物足りないとの指摘を受けてしまう形となった。
《切り込めないというか、議論できないというか、存在感がなかった》
《国民を代表しての切り込んだ質問が少なかったから》
《置物のようだった》
《無難な発言が多かった》
第2位は『Live選挙サンデー 超速報SP』(フジテレビ系)の宮根誠司(62)。
宮根といえば、ワイドショー『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)でのMCのイメージが強いという人も多いだろう。同番組での軽妙な語り口で人気を博し、2010年からは『Mr.サンデー』(フジテレビ系)で報道番組のキャスターを務めている。
しかし、今回の選挙特番では、ワイドショーやバラエティ番組のイメージが残る視聴者から、報道番組の雰囲気にそぐわないと指摘する声が多くあがってしまった。ワイドショーでは持論を展開することも多い宮根だが、そうした主観的な発言に違和感を覚えた視聴者が多かったのかもしれない。
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《ワイドショーの延長の様な空気感が好きになれない》
《主観的過ぎだったから》
《表情が暗く、候補者に対して何か噛みついてやろうという雰囲気が感じられた》
《コメント自体が場当たり的で、あまり聞いていてしっくりこなかったし、すんなり理解できなかったから》
そして、残念ながら第1位に選ばれてしまったのは、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(60)。
太田は『選挙の日2025 太田光が問う!暮らしは本当に変わるのか?』(TBS系)でスペシャルキャスターを務めた。元々、大物芸能人や政治家など、どんな相手に対しても物怖じしないトークが人気を博した太田。相方の田中裕二(60)とともにMCを務める『サンデー・ジャポン』(TBS系)では忌憚ない意見を述べ、社会問題に対して積極的な姿勢を見せている。
しかし、選挙特番のキャスターに中立性を求める視聴者にとっては発言の偏りを感じる場面が多かったようだ。逆に、いつもの「太田節」が鳴りを潜めていて、物足りなさを感じるという意見も。番組の特性を考慮し、普段よりもセーブしていた一面もあったのかもしれないが、視聴者の支持には繋がらなかったようだ。
《自分の言いたいことの話が長過ぎ》
《考え方が偏ったところがあるので、マイナスイメージになりました》
《太田の考えが自分とは合わなかったので、他にもそういう人いるだろうなと思った》
《太田光らしさが全然鳴りを潜めていたから》
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