「大阪駅までお願いします」→タクシーが発車すると…… 驚きの“壮絶アホ企画”に「こんな表示見たことない」「すごく感動した」

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2025年07月24日 10:30  ねとらぼ

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大阪駅に向けて出発するが……

 東京駅から大阪駅までタクシー移動する動画がYouTubeに投稿され話題に。過酷な道のりと衝撃的な料金設定に注目が集まり、この動画は、記事執筆時点で25万回以上再生されています。


【画像】驚きの料金メーター


東京駅から大阪駅に向けてタクシーで出発

 動画を投稿したのは、“バラエティ系鉄道旅行”を動画で紹介するYouTubeチャンネル「トラ猫 鉄道ちゃんねる/Travel_Cat」さん。冒頭ではまず、東京から大阪までの約500キロの移動に、新幹線グリーン車なら1万9590円、JALのファーストクラスで4万6750円かかると紹介しています。


 今回の動画は、実際にタクシーで東京駅から大阪駅までの道のりを乗り通し、料金と所要時間を徹底検証するチャレンジ。出発地点は東京駅ですが、タクシー乗り場の車に依頼するのは迷惑すぎるということで、撮影の許可も得た上で特別に予約したタクシーを利用します。


 車種には、車窓が高い位置にあって景色を押さえやすいトヨタ・アルファードをチョイス。冒頭では“乗って調べる! 壮絶なアホ企画”というテロップを入れ、自らの無謀さを笑い飛ばすスタンスがユニークです。


 東京駅を10時に出発したタクシーは、霞ヶ関入口から首都高速に入り、都心環状線を経由して首都高3号渋谷線へ向かいます。タクシーの料金体系は初乗り500円、以降255メートルごとに100円ずつ加算される仕組み。もし渋谷線を制限速度の60キロで走り続けたとすると、1時間あたり約2万4000円ものペースになってしまう計算です。聞いただけで思わず身震いしてしまうほどの金額ですね…。


長距離割引が適用

 用賀で首都高を抜けて東名高速に入ると、制限速度は100キロにアップ。当然、お財布へのダメージもペースアップですが、川崎ICを過ぎた時点で運賃が9000円を突破すると、長距離割引が発動します。超過分が10%オフになるなんて、まるで料金表から差し伸べられた救いの手のようですよね。


 途中、渋滞にハマる場面もありましたが、高速道路は距離制のため、止まっていても追加料金は発生しないようです。それでも、横浜市を抜けた時点で運賃は1万5400円を突破。これには「新幹線に乗ったほうがよかったかも……」とつい笑ってしまう金額ですね。


沼津のサービスエリアで昼食休憩

 出発から約1時間後の11時09分、海老名SAを後にすると、そのまま静岡県へ突入。11時46分には足柄SAを通過し、日本最大級の敷地面積を誇るアウトレットモール「御殿場プレミアム・アウトレット」や市街地が視界に飛び込んできます。ただ、この日はあいにくの曇天で、富士山は「今日はお休み中です」とでも言うかのように雲の向こうに身を潜めていました。


 11時52分には御殿場JCTから新東名へ合流。制限速度が120キロに引き上げられるため、料金メーターの上がり具合もさらに加速していきます。


 12時09分、駿河湾沼津SAでひと息。出発から約2時間が経過したこともあり、ここでランチタイムを挟むようです。フードコートにはお馴染みのチェーン店に混じり、静岡おでんや沼津名物の海鮮丼、寿司店などが並び、どれにするか目移りしてしまいそう。駿河湾を一望できるロケーションもうれしいポイントです。


 撮影中の“トラ猫”さんは「桜海老と駿河湾しらす 五食丼」をセレクト。見た目だけでおいしさが伝わってきます!


愛知・三重・滋賀を通過

 休憩を終えてサービスエリアを出発すると、タクシーは愛知県内へ。15時06分に岡崎SAを通過し、ほどなく新東名から伊勢湾岸自動車道へとルートを変更します。普段はなかなか走る機会のない新ルートに、運転手さんも思わず「知らない日本がたくさんあるなぁ……」と感嘆の声をもらしました。


 15時21分、刈谷PAで軽く休憩を挟むと、すぐに名古屋南JCTを抜け湾岸エリアへと進路を変更。まず名港東大橋を渡り、続いて中央大橋、西大橋へと三連続で架かる“名港トリトン”を堪能しながら名古屋市内へ入ります。三重県に足を踏み入れると、木曽川河口を越えた先に見えてくるのは、まさに“絶叫マシンの聖地”と呼ばれる「ナガシマスパーランド」。ドライブ中に遊園地を見かけると、なんだかワクワクしますよね。


 15時57分に湾岸桑名ICを通過し、16時04分には新四日市JCTで伊勢湾岸道から新名神へスイッチ。16時31分には滋賀県甲賀市の土山SAで軽く休憩を挟みましたが、17時08分頃に瀬田東JCTで渋滞に突入します。


 その後、徐々に車が流れ出したものの、“サービスエリアの聖地”に寄りたいというトラ猫さんのリクエストで、17時21分に大津SAへ。ここは1963年7月に誕生した日本初のサービスエリアとして知られています。旅の途中で思いがけず歴史を感じる場所に立ち寄れるのも、長距離ドライブの醍醐味ですね。


ついに到着! 料金メーターの金額は……?

 17時33分、京都東ICを抜けて京都府に入ると新幹線に軽やかに追い抜かれるシーンが登場。続いて天王山のトンネルをくぐり抜けると、大阪府の景色が広がります。東京駅を出発してちょうど8時間後の18時、吹田JCT・ICに到着し、ここで高速を下りていよいよ一般道へと進路を切り替えました。


 ここまでずっと走ってきた高速道路の料金はなんと1万840円(首都高を除く)でした。一般道では、1970年大阪万博の象徴である太陽の塔を横目に見て、大阪モノレールや御堂筋線と並走しつつ走り、新大阪駅を通過します。


 ここまできたらゴールはもう目と鼻の先。淀川を渡り、梅田のビル群を抜けたあと、18時41分、ついにJR大阪駅前に到着しました。モザイクで隠されていた料金メーターには、驚きの「189830円」という数字が……。これ、新幹線どころか“ちょっとぜいたくな海外旅行”も夢じゃないお値段ですね。


 今回のドライブは実測500キロ(メーター上では501キロ)で、領収書には走行運賃19万7200円から長距離割引1万8820円を差し引き、さらに首都高料金610円を含む高速代1万1450円を合算した内訳が記載されていました。その金額を見た瞬間「このお金があれば、新幹線で何度でも往復できる!」とついツッコミを入れたくなるインパクトですよね。


 なお当然のことですが、運転手さんは東京まで運転して帰ることになります。500キロもの長距離運転、本当にお疲れ様でした。安全第一でステキな旅の記録を届けてくださり、ありがとうございました。


運転手さんからのコメントも

 自腹を切っての検証企画に「壮絶すぎます」「運転手さんとのやり取り含めて、なんか凄く感動しました」「夢ある動画 タクシーメーターこんな表示見たことないから まじ楽しかった」「ただの大阪へ行く企画だけでなく運転手さんとのトークや道中の豆知識、素敵なスポットなど、ボリュームに感動しました」「こんな自腹企画普通は考えられません」「こういう企画ホント好き」というコメントが寄せられています。また、あまりの高額料金に驚いた人の中には、投げ銭機能でカンパする動きも見られるほど盛り上がりました。


 さらに、この時の運転手さんも「8時間40分という長旅でしたが、トラ猫さんの丁寧トークと今までの御経験のお陰で、あっという間の時間でした」とコメント欄で振り返っており、視聴者からも「運転お疲れさまでした」といったねぎらいの声が相次いで寄せられていました。


画像提供:YouTubeチャンネル「トラ猫 鉄道ちゃんねる/Travel_Cat」




このニュースに関するつぶやき

  • 「オバケ」料金か。昔、TVOで東京からロンドンまで走らせる企画やってたのを思い出したわ。
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