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現役の保育士でインフルエンサーとしても活躍している、てぃ先生(38)が25日、X(旧ツイッター)を更新。「性加害をする教員・保育士を見分ける方法」についてつづった。
保育士や教員による園児・児童生徒への性犯罪が相次ぐ中、てぃ先生は「『性加害をする教員・保育士を見分ける方法はない』と諦める雰囲気がありますが、僕は違うと思います。長文になりますが、情報共有となれば幸いです」と切り出し、「例えば、危ない兆候は『特定の子どもだけに異常に構う』などの形で、行動に表れやすいです」と示した。
その行動例として「二人きりになろうとする」「『この子は特別』と言動や行動に出す」「他の子ども、教員や保育士の前でも露骨に贔屓する」「過剰なスキンシップが多い」「自分が一番の理解者であると本人や周囲にアピールする」「同僚や上司と情報共有をしない」などと列記。「これらは一見『熱心さ』や『愛情』と捉えられる場合もありますが、特定の子どもを囲い込む構図が隠れています。そしてその構図こそ、性加害が発生する前提条件になります。性加害者は『自然な関係』よりも、『操作可能な関係』を好む傾向があります。つまり、他者の目を避け、自分が支配できる関係をつくろうとするわけです。そういった行動の一つひとつが『特別扱い』となって表面化します」と説明した。
こうした教員や保育士に対し、周囲の大人が何らかの“違和感”を覚えつつも、「熱心だから」「子どもに好かれてるから」といった理由から見過ごしていたり、違和感に気づかないふりをしてしまう可能性もあると指摘。そうした環境が性加害につながることを懸念し「『もう少し様子を見よう』で子どもを被害にあわせないように、“まだ起きていない性加害”にこそ、しっかり目を向ける必要があります」と訴えた。
一方で「もちろん、こうした兆候があったからといって、性加害者であるとは限りません」とし、発達の特性などの理由で特別な対応を必要とする子どもへの個別支援と、性加害目的の特別扱いは外から見れば似た行動に映ることもあるとして慎重な判断を求めた。また、列記した行動例については「一つひとつは“可能性”であり、即断や決めつけは避けるべきです」と強調し、「重要なのは、現場にいる大人が『ちょっとおかしいかも』と思ったその“違和感”を、組織として丁寧に拾い上げ、冷静に共有して、複数の視点で検証する体制です」とした。
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