同日の夕方には平和記念公園から近いエディオンピースウイング広島で、平和を願う国際チャリティーマッチ「Daisun presents Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years」に臨む。スポーツを通じた平和について、中田英寿氏は、「サッカーは世界中に多くのファンがいるので、多くの人の行動、考え方を変えられるスポーツなのかなと思います。自分もいろんなところでチャリティマッチに出ていますし、僕らが動くことで何かできることがまだまだあるなと。もう(プロ選手を)辞めてだいぶ経ちますが、今回も世界中からいろんな選手が来て、それによってこれだけの多くの方たちが集まって、またメッセージ送れるっていうのはサッカーの力だと思いますし、そういった意味では今まで以上にいろんなことがサッカーを通じてできたらいいなと思っています」と力強く語った。
元ブラジル代表のジーコ氏は、サッカーを通じて人々に喜び、連帯、利益をもたらし世界平和を願うことを目的として、長男のジュニオール氏とともに、2004年からチャリティーマッチ「JOGO DAS ESTRELAS(ジョーゴ・ダス・エストレーラス)」を開催してきた。ブラジルのサッカーの聖地『マラカナン』で毎年開催している試合は世界的なレジェンド選手が参加し、チケット収益の一部を寄付するなどして社会的貢献を果たしている。
21年目の今年は、「Daisun presents Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years」として初めて日本での開催が実現した。今回の試合には元ブラジル代表のロナウジーニョ氏や元日本代表で日本サッカー協会の宮本恒靖会長など、国内外からレジェンド選手が参戦。豪華メンバーが、ジーコ氏率いる「ジャパンレジェンズ」と中田英寿氏が率いる「ワールドレジェンズ」の2チームに分かれて対戦する。