なかでも注目されたのは、TVアニメ『忘却バッテリー』のオープニングテーマ、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」。10代・20代の若年層はもちろん、60代を含む全世代で上位にランクインし、2025年上半期を象徴する1曲となった。グループのデビュー10周年にあたる節目の年でもあり、楽曲のメッセージ性とアニメの話題性が相まって、高い共感を呼んでいる。
年代別に見ていくと、10代では映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌、秦基博の「ひまわりの約束」に加え、TVアニメ『炎炎ノ消防隊』のオープニングテーマ「インフェルノ」(Mrs. GREEN APPLE)もTOP10入り。TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌「God knows...」(涼宮ハルヒ C.V.平野綾)が20代・30代の支持を集めるなど、青春時代を彩ったアニソンが支持されている様子も見られ、世代ごとの推しアニソンの違いが浮き彫りになった。
加えて、ガンダム世代に刺さる最新アニソンとして、米津玄師が手がけた『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の主題歌「Plazma」も上位に。懐かしさと新しさを両立した楽曲が、ミドル・シニア世代にも広がりを見せている。『薬屋のひとりごと』の「花になって」(緑黄色社会)や『メダリスト』の「BOW AND ARROW」(米津玄師)などもランクインし、往年の名作から最新ヒットまで、アニソンの多様性を物語る結果となった。