障害年金を受給しています。1人1年金と聞いたことがありますが、特別支給の老齢厚生年金も受給できますか?

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2025年08月13日 20:30  All About

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年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、障害年金を受給している場合、特別支給の老齢厚生年金ももらえるのかについてです。
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、障害年金を受給している場合、特別支給の老齢厚生年金ももらえるのかについてです。

Q:障害年金を受給しています。1人1年金と聞いたことがありますが、特別支給の老齢厚生年金も受給できますか?

「私は病気で障害年金を受給しています。1人1年金と聞いたことがありますが、特別支給の老齢厚生年金を受給することはできるのでしょうか?」(山さん)

A:『障害年金』か、65歳になる前に受け取れる特別支給の老齢厚生年金のいずれか1つしか受け取れません(原則1人1年金)。どちらか多い方を選択できます。年金事務所で確認してみましょう

日本の公的年金制度には、支払事由に応じて、老齢年金・障害年金・遺族年金があります。

日本の公的年金は、1人1年金が原則です。3つ(老齢・障害・遺族)のうち、2つ以上の年金を受け取れるようになっても、同時に受け取ることはできません。原則、いずれか1つの年金を選択することになります。

60代前半で生年や厚生年金の加入期間などの受給要件を満たしていれば特別支給の老齢厚生年金がもらえますが、障害年金か、特別支給の老齢厚生年金のいずれか1つしか受け取れません。年金受給選択申出書を提出することになります。
年金の選択について(日本年金機構ホームページより抜粋)


監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • 何処かの役所の人が言ってたけど、以前は、例えば、女性が自分の年金と亡夫の遺族年金の両方を貰える時代があったんだったね。
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