水の防災備蓄は十分ですか? おすすめは小容量を飲みながら買い足すローリングストック

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2025年08月26日 17:10  OVO [オーヴォ]

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水の防災備蓄は十分ですか? おすすめは小容量を飲みながら買い足すローリングストック





 




 地震だけでなく、台風や豪雨で日常生活が被災モードに入った時、モノを言うのは日常の備蓄。誰もが分かっていることだが、実際十分な備蓄があるかというと、なかなかそうはいかないようだ。サントリー食品インターナショナル(東京)が実施した、防災備蓄の実態調査によると、73%以上の人が日用品の買い置きの習慣がありながらも、防災のための「備蓄が十分」と答えた人はわずか3%に満たなかった。




 調査は、20〜60代の2301人を対象に、7月11〜24日に実施。普段の買い物で食品や日用品などを多めに買い置く習慣は、多くの人が身につけていて、買い置きアイテムの中身は、ティッシュ・トイレットペーパーなどの「日用品」(69.6%)、レトルト食品・缶詰・乾麺などの「保存食」(55.3%)、ミネラルウォーターなどの「飲料水」(42.4%)などが上位。買い置きの理由をたずねると、「なくなると困るから・必需品だから」(52.5%)や「安売り・セールの機会にまとめて買っておくため」(51.4%)などが多く、「災害や物流の停止に備えて」(27.6%)という人は少な目だが、結果的に家庭にストックがある“無意識の備蓄層”は多い。備蓄に対する意識を聞くと、83.7%が「備蓄は必ず必要なもの」、89.7%が「大切な存在を守るもの」と回答した。




 一方、自宅の水の備蓄の有無について聞くと、備蓄があるという人は55.1%。備蓄がないと答えた人に理由を聞くと、「備蓄のスペースがない」(31.0%)、「なんとなく備蓄する習慣がない」(29.2%)で、備蓄している人も、「2Lのペットボトル飲料水」(70.1%)という人が最も多く、「500mlなど1L未満のペットボトル飲料水」(41.5%)、「1Lのペットボトル飲料水」(10.7%)など。




 防災心理学者・木村玲欧氏は、「水は最も大切な備蓄の一つ」とし「飲むためだけでなく、生活や衛生を保つためにも欠かせないもの」と警鐘を鳴らす。「備蓄のスペースがないから」という理由については、「日常のものと備蓄を切り分けて考えていることが原因では」とし、飲まずに買い置くのではなく、500ml 程度の手軽なサイズをたくさん購入し、日常でも飲用して飲用したら買い足す、というローリングストック的な備蓄を提案している。

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このニュースに関するつぶやき

  • 水も備蓄してる。食品や日用品はローリングストックだけど、水だけはどっさり買い置きして期限が迫ってきたら飲んでまた新しいの買ってる。日頃ペットボトルの水を買って飲む習慣ないし。
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