【独自】「韓国に入国拒否された」麻原彰晃の三女が主演映画公開で突きつけられた“社会的制限の現実”

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2025年08月30日 09:10  週刊女性PRIME

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松本麗華さん 撮影/近藤陽介

 8月27日、オウム真理教の元教祖・麻原彰晃の三女である松本麗華さん(42)が、韓国へ渡航しようとしたところ、羽田空港の搭乗カウンターで拒否を告げられ、出国することができなかった。

 松本さんは、主演したドキュメンタリー映画『それでも私は Though I'm His Daughter』(長塚洋監督・2025年6月15日公開)が、韓国のドキュメンタリー映画祭EIDF(EBS International Documentary Festival)に選出され、長塚監督とともに現地に招待された。

 羽田空港からソウルに向かうため、セルフチェックイン機でパスポートをかざしたものの、何度行っても認証されず、搭乗カウンターへ。搭乗カウンターの職員が韓国のイミグレーションに連絡をしたところ、入国拒否とのことだった。結局、松本さんは出国することができなかったという。

 なお、松本さんは2017年にも、自身の姉たちとともに渡韓しようとしたものの、同様にイミグレーションで許可が出ず、松本さんだけ出国ができなかった。

松本さんが渡韓できなかった理由

 松本さん本人に、今回の経緯とともに現在の心境を聞いた。

「私が渡航できなかったのは、日本が出国させてくれなかったわけではなく、韓国のイミグレーションに拒否されたためです。ですが私は、この問題が日本政府による海外への情報提供に起因すると考えています」(松本さん、以下同)

 松本さんの渡航をはじめとする社会的な制限は、2014年以降に厳しくなったという。それ以前はカナダなどに問題なく入国できたし、銀行口座の開設なども一般人と同様に支障はなかった。

「2014年に公安調査庁から『実質幹部』と主張されたことが要因でしょう。もちろん私は以前から幹部でもなんでもないのですが、当時未成年で持病のある弟を(オウム真理教の後継団体である)アレフに関わらせないで欲しいと訴えたら、教団運営に関わっていることにされてしまいました」

「隠れて生きていたら教団の幹部にされてしまう」という理由もあり、実名で自分の立場を説明し続けてきた松本さん。

 2017年にも渡航拒否された韓国に、今回渡航を試みたのにはこんな理由もあったという。

「今年8月の(国の機関紙である)官報に、公安調査庁が、麻原の次男および麻原の妻を除く麻原の親族はアレフと関係ないと記載したんです。ああ、これでやっと教団から自由になれると、とてもうれしかったですね。

 でも……。(韓国へ)行くことは叶いませんでした。

『松本麗華』という私の名前が、国の中でどういう扱いになっているのか。根拠や理由はもちろん、国によってどんな社会的制限をかけられているかを知りたいです」

映画祭での「表現の自由」も奪われた

 松本さんの弁護士の見解によると、今回の彼女の韓国への入国拒否は、移動の自由だけでなく、映画祭での表現の自由の侵害にもあたるとして、憲法違反にもつながるという。松本さんはこの状況を改善すべく、今後も情報開示請求や国会議員への働きかけを検討している。

 今回、映画祭での当初の登壇はかなわず、音声のみの参加となってしまった松本さんだが、近々渡韓へのセカンドチャンスがある、とも。

「今回の映画が受賞作に選ばれたら、再度ご招待いただけるそうです。そのような機会に恵まれたら嬉しいですね」

 松本さんの渡航が叶うことを願うばかりだ。

取材・文/木原みぎわ

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  • テロリストの親族だからではない。ソロリストの団体とまだ縁が切れないからだよ。
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