
日常のちょっとした場面で「絶対忘れないように!」と気合を入れたのに、数分後にはすっかり忘れてしまう…そんな経験は誰にでも1度はあるでしょう。漫画家のまぼさんがX(旧Twitter)に投稿した作品『自分のことめちゃくちゃ嫌いになる瞬間』では、そんな“うっかりあるある”がコミカルに描かれ、共感を集めています。
【漫画】『自分のことめちゃくちゃ嫌いになる瞬間』(全編を読む)
物語は、子どもと一緒に車でショッピングモールへ出かけるシーンから始まります。駐車場で受け取った駐車券に対して「これはと〜っても大切なモノ!失くしたらた〜いへん(笑)」と自ら注意喚起するまぼさん。そんな“大切なモノ”を「ここなら絶対大丈夫」と思い、財布やポケットではなく特別な場所に納めました。
ところが4時間後、駐車場へ戻っていざ精算しようとすると、まぼさんは駐車券をどこに入れたのか思い出せず大慌てすることに。自信満々だったはずの特別な場所が、逆に記憶からすっぽり抜け落ちていたのです。
別の日には、前回の失敗から学んだまぼさんが「ママは!この大切な駐車券を!このポーチに入れます!」と子どもたちに宣言します。自分の記憶力に頼らず、子どもの記憶力で補強する作戦です。しかし今度は「精算機の前でもたつきたくない」と考え、直前で駐車券を手に持ち替えることしました。
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その判断がまたしても大失敗のきっかけとなります。結果、わずか8分後には駐車券が行方不明となってしまうのでした。横から子どもに「え?ポーチじゃないの?」と冷静にツッコまれる姿がなんともユーモラスに描かれています。
同作の読者からは「めちゃくちゃ分かる。失くしたの?大人なのに?という視線が痛い」や「トイレに傘とか置いた時も秒で忘れて行ったりする」など。大切なモノほど失くしやすいという共感コメントが多く寄せられました。そんな同作について、作者のまぼさんに当時の心境などを聞きました。
ワイヤレスイヤホンは無くしたと思っては買って4個所持
ー「特別な場所」にしまった駐車券を失くしたとき、どんな気持ちでしたか?
毎度のことながら、膝から崩れるような情けない思い出になります…
ー「お子様に覚えてもらう作戦」を実行したとき、お子様の反応はいかがでしたか?
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任務を与えると張り切るタイプなので、何度もリマインドしてくれました(笑)
ー駐車券以外に、つい置き場所を忘れてしまうものはありますか?
ワイヤレスイヤホンは何回も無くしたと思っては買って、買った後に無くしたものを見つけて…を繰り返して、いま4個所持しております(泣)
ー今回の出来事を通して、ご自身やお子さんの記憶力について、改めて感じたことがあれば教えてください。
古い記憶や昔のことはよく覚えているのですが、短期的な記憶が弱く…何かを買うつもりで入ったダイソーや無印良品で目的のものを買わず他のものをゲットしてくることは日常茶飯事。
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小学生の息子の度重なる忘れ物もあまり強く注意できません(笑)(特大のブーメランなので)
(海川 まこと/漫画収集家)