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パラリンピックの競泳女子で通算15個もの金メダルを獲得したレジェンド成田真由美(なりた・まゆみ)さんが5日、亡くなった。日本パラ水泳連盟が発表した。55歳。神奈川県出身。日本のパラスポーツ界も代表するアスリートだった。病気療養中のところ、この日の午前1時48分、川崎市多摩区で永眠したという。
幼少期より車いす生活を送りながら水泳と出会い、1996年アトランタ大会から2008年北京大会まで4大会連続でパラリンピックに出場。自由形、背泳ぎ、バタフライなど幅広い種目で世界の頂点に立ち、日本代表として15個の金を含む計20個のメダルをパラリンピックで獲得した。2021年東京大会を最後に引退していた。
その圧倒的な強さから「水の女王」と呼ばれ、世界パラ水泳界をけん引するとともに、日本のパラスポーツ普及・発展に大きく貢献した。
同連盟によると、引退後も講演や解説活動を通じ、次世代育成や社会への理解促進に尽力した。「ここにあらためて、その多大なる功績をたたえるとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んでいる。
通夜は13日、葬儀・告別式は14日に営まれる。
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