
株式会社ハー・ストーリィ(東京都世田谷区)は、このほど「暮らしと興味関心」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、60代以上の女性の約7割が「実年齢より若く感じる」と回答し、なかでも70代前半の女性では「10歳若い」と感じる人が最も多くなりました。
【グラフ】自身の「気持ちの年齢」は実年齢と比べてどのくらい若い?(調査結果を見る)
調査は、全国の60歳以上の女性268人を対象として、2025年7月にインターネットで実施されました。
その結果、自身の「気持ちの年齢」について、全体の66.8%が「実年齢より若く感じる」と回答し、特に70代前半では「10歳若い」と感じる人が33.3%とほかの世代よりも約10ポイント多くなっていることから、加齢にかかわらず自己認識はポジティブであることが浮き彫りになりました。
次に、「普段の外出頻度」を聞いたところ、60代女性の70.4%が「ほぼ毎日外出する」と答えたのに対して、70代以降では「ほぼ毎日」(54.8%)が減少し、「週2〜3回」(31.0%)や「月に数回」(7.1%)という回答が増加しています。
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また、「外出の目的」としては、全世代で「食料品などの買い物」が最多となったほか、60代前半では「家族・友人との交流」(44.1%)が多くみられた一方、60代では「運動」(43.6%)、70代になると、「旅行」(33.3%)といった活動が多くみられました。
続けて、「健康維持の取り組み」について聞いたところ、「食事に気をつけている」(54.1%)、「散歩・ウォーキング」(43.9%)、「人と話す」(38.5%)などが上位となり、特に70代前半は「新しいことに取り組む」(30.0%)と答えた人が多くなりました。
「現在、不安に感じていること」については、60代前半では「お金・老後資金」や「自分の足で歩けなくなること」などが多くなった一方、60代後半と70代前半では「認知症」など、健康を懸念する傾向が強まっています。
「普段、よく使うもの」としては、いずれの世代でも「スマートフォン」が9割を超えているほか、「パソコン」や「オンラインショップ」においては世代が上がるごと普及率が高くなっています。
最後に、「これからやってみたいと思うこと」を聞いたところ、いずれの世代も「健康的な生活を続けたい」が最も多く、70代前半では63.3%と特に高い結果となりました。
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