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西武の平井克典投手(33)が来季の構想から外れていることが22日、分かった。19年にはパ・リーグ記録、NPB史上2位となるシーズン81試合登板を果たすなど、主にリリーフとしてここまでのプロ9年間で通算350試合に登板した。ただタフネスな鉄腕も昨季は14試合、今季は1軍登録なし。世代交代が進む中で出番が減っていた。
愛知県出身の右腕は、16年ドラフト5位で西武入り。ホンダ鈴鹿時代にスリークオーターで投げ始めて台頭した。独特な軌道のスライダーを武器に、プロ入り後も通算104ホールドをマーク。しかし81試合登板は「その後2年間、疲労が抜けなかった」というほどの代償にもなった。メンテナンスは継続的に入念に行い、23年には28ホールドで復活。今季はイースタン・リーグで39試合に登板し、防御率2・41。特に夏場以降は失点も減っている。
23年オフには国内FA(フリーエージェント)権を行使。熟考の末にチーム残留を決断した。「僕なりに良いものを後輩に見せていけたら」と話していたものの、西武では経験を発揮しきれなかった。平井自身は現役続行を強く希望し、今も調整を続けている。
◆平井克典(ひらい・かつのり)1991年(平3)12月20日生まれ、愛知県一宮市出身。飛龍−愛知産大−ホンダ鈴鹿を経て16年ドラフト5位で西武入団。17年5月27日楽天戦で初登板。18年からセットアッパーを任され、19年にシーズン81試合登板のパ・リーグ新記録を樹立し、チームの連覇に貢献。今季推定年俸9000万円。180センチ、90キロ。右投げ右打ち。
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