
美味しいものを食べながらママ友とのおしゃべりを楽しんだり、ひとりの時間を満喫したり……ランチの楽しみ方はいろいろありますよね。今回の投稿者さんは、ランチにかける金額についてママたちの考えを知りたいようです。
『ランチに2,000円は贅沢なのかな?』物価上昇が続くなか、外食に対する考え方もそれぞれの家庭で違うのではないでしょうか。外食にかける金額も、価値観の違いがより際立っているのかもしれません。「2,000円のランチ」に対するママたちの本音を見ていきましょう。
毎日はきついけれど、たまにならOK
毎日だったらきついけれど、「たまになら2,000円のランチもあり」との声は少なくありませんでした。「プチ贅沢くらい」と感じるママも見られました。
『毎日なら贅沢だけれど、たまに行くママ友とのランチならそれくらいではない?』
『今日は4,000円のランチ会に行ってきた。やっぱり美味しいし、店内は静かだからゆっくり話せて満足。たまにならいいでしょう?』特別な日や、たまに会う友人との交流の場としてなら許容範囲、という意見が寄せられました。ドリンクやデザートをつければ2,000円を軽く超えることもあり、「2,000円で済むなら安いほう」という感覚すらあるようです。とはいえ、頻度には敏感な声も。
『2,000円が月1回ならいいけれど、2回以上だときつい』
|
|
『土日だけの楽しみならありかな』ママたちにとって、日常から離れた「たまに」の外食なら、2,000円は“贅沢”ではなく“妥当”という位置づけのようです。
数年前なら贅沢だったけれど……今はそれが普通
数年前だったらランチに2,000円は贅沢だったかもしれません。でも外食費が上がった今は、2,000円でも普通。高いと感じなくなったママもいるようです。
『今なら普通だと思う。10年前なら少しいいランチって感じだったけれど、今は最低2,000円くらい出さないと心が満たされない』
『贅沢ではなくなったよね。「お、いいな!」と思うメニューはほぼその価格。私は価格のアップデートができなくて、最近やっと1,300円ランチが許容できるようになったくらいなのに。物価高騰に頭が追いついていない』ランチの価格帯そのものが変化しているという指摘もあり、「昔の1,200円ランチ」が今では2,000円レベルになっていると感じているとの声も聞かれました。「ランチで2,000円出しても特別感はなく、まあこんなものかという感じになった」とのコメントも。時代とともに“贅沢のハードル”が変わってきているようです。
|
|
シチュエーション次第「相手や店による」
値段だけで贅沢かどうかは決まらない、という意見も根強くありました。「店や頻度、一緒にいる相手によりけり」とのコメントも。
『行きたいと思うお店や同伴者となら、気にならない。義理で行くのならもったいない。平日で職場の昼休憩だったらあり得ない』
『私はランチに毎日2,000円は贅沢だと思うけれど、お金がある人は気にしないと思う。それに場所によるのでは? ランチのうどんに2,000円だったら、私は遠慮するかな。旦那とデザート+お酒類でふたりで4,000円使うのはぜんぜんあり』シチュエーション、付き合う相手、食事の内容など、条件によって“価値”は変わるもの。またファミレスで2,000円は割高感がある一方で、ホテルのビュッフェや雰囲気のいいカフェでのランチなら「むしろ安い」と感じるママも。
『この前、ホテルでランチをしたら4,200円だったけれど満足』
『友だちとランチして、ケーキを食べに行ったら5,000円もしたよ。でも仕事もしているし、いいよねと思う』日頃、忙しく動き回るママたち。少しの息抜きがなければ心も体も疲弊してしまうでしょう。ご褒美としてなら少々高額になっても、心の栄養にもなるようです。これからも頑張ろうと思えるのなら、2,000円でも妥当な金額なのかもしれません。
|
|
「2,000円ランチ」の価値は人それぞれ
“ランチ”に2,000円は、お財布を預かるママにとっては考えされられる金額かもしれません。でも見えてきたのは、「2,000円で何を求めるのか」という考えのよう。友人との楽しい時間や日常とは違う特別なひとときといった、単なる食事だけではない付加価値を見出すママもいるようです。
さらに日々の出費にシビアな人もいれば、自分の楽しみにお金をかけることを厭わない人もいます。だからこそ“他人のランチ代”を見て贅沢だと決めつけるのはナンセンス。結局、2,000円のランチが贅沢かどうかは、頻度や相手、目的、生活スタイルによって大きく変わります。たまの贅沢は、生活に彩りをもたらしてくれるもの。大事なのは、そのランチが自分にとって意味のある時間になったかどうかなのではないでしょうか。2,000円という値段以上に、満足感を得られたらそれは大切な時間だったということ。日々、値札とにらめっこしていたとしても、ママの心にとって必要な金額だったのでしょうね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko