先発登板したパドレスのダルビッシュ有(写真=GettyImages)○ パドレス 7−4 ダイヤモンドバックス ●
<現地時間9月26日 ペトコ・パーク>
サンディエゴ・パドレスが同地区3位ダイヤモンドバックスとの今季最終カードを先勝。先発登板したダルビッシュ有投手(39)は5回2失点という投球で今季5勝目を挙げた。
レギュラーシーズン最終登板を迎えたダルビッシュは初回、一死から2番マルテに内角低めの初球フォーシームを振り抜かれ、27号先制ソロを被弾。3回表の一死でも、9番マッカーシーに対してフルカウントから甘く入ったカットボールを痛打され、4号ソロで2点目を失った。
4回表には二死一、二塁とピンチを招いたが、7番トーマスを一ゴロに打ち取って追加点は許さず。すると、その裏にパドレス打線はダイヤモンドバックスのエース右腕ギャレンを攻め立てライアン・オハーンの適時打、フェルナンド・タティスJr.の24号逆転グランドスラムで試合をひっくり返した。
援護を貰ったダルビッシュは5回表の先頭打者バルガスに右越えの二塁打を浴びるも、打者走者が二塁ベースに立ち上がる一瞬の隙を突いて、遊撃手ザンダー・ボガーツがタッチ。ビデオ判定の末にアウトの判定が下された。ダルビッシュは二死から再び二塁打を浴びるなど二死三塁としたが、先制弾の2番マルテを左飛に仕留め、勝利投手の権利を持って降板。5回79球を投げて6被安打、2四球、4奪三振、2失点という投球だった。
パドレスは4点リードの8回表に2点を返され、なおも二死満塁とピンチを招いたが、火消し投入の右腕メイソン・ミラーが9番バロッサを空振り三振。そのままミラーが回跨ぎで試合を締めた。残り2試合でパドレスが2連勝、カブスが2連敗した場合にのみワイルドカード圏内の1番手に浮上し、日本時間9月30日から始まるワイルドカードシリーズのホーム開催権を獲得することができる。
今季14年目のダルビッシュは右肘痛により初登板が7月までずれ込んだが、7月30日のメッツ戦では歴代最多の日米通算204勝目をマーク。最終的に15先発で5勝5敗、防御率5.38という成績だった。