
東京・練馬区で出産した直後の赤ちゃんをごみ箱に置き去りにして殺害しようとした罪に問われている23歳の母親に対し、検察側は懲役4年を求刑しました。
無職の北川望歩被告(23)は去年6月、同居していた男性の家の風呂場で出産した男の赤ちゃんをビニール袋に入れ、近くのアパートにあったごみ箱に置き去りにして殺害しようとした罪に問われています。
きょうの裁判で検察側は、「家族に相談する機会は十分にあった」とした上で、「赤ちゃんをごみ同然に扱い、そのまま放置すれば死に至らしめる危険な行為だ」と指摘し、懲役4年を求刑しました。
一方の弁護側は、医師の診断結果をもとに「被告は、困っていることを言葉にして助けを求める能力が低かった」とした上で、「出産後に赤ちゃんが死んでいる可能性が高いと思って行動していて、殺意は強くなかった」として、懲役3年、執行猶予5年の保護観察付きの判決が相当と主張しました。
判決は来月6日に言い渡される予定です。
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