
日常生活のなかで「あれ?」と疑問に感じても、誰に聞いたらいいかわからないことって意外にあるもの。今回もそのような「誰に聞いたらいいかもわからない」ことに関する質問が寄せられました。
『周りに聞ける人がいないので教えてください。15歳の子が受診するのは小児科ですか、それとも大人と同じ内科でしょうか』15歳のわが子が病院を受診するのは小児科なのか内科なのか。この悩みを抱えるママさんは意外に多いとよく耳にします。15歳といえば、中学生なのか高校生なのか、この学年の違いでもさらに悩みそうですよね。さて、15歳はどこを受診すればいいのか、ママたちの声を見てみましょう。
少なくとも中学生までは小児科でOK
『子どもが小さい頃、中学卒業までは小児科と聞いて驚いたことがある』
『うちのほうは中学生までは小児科』ママたちからは、中学生までは小児科で大丈夫ではないかという声が目立ちました。実際に小児科で確認したという声もあれば、なんとなく中学生までではないかと思っているという声などさまざま。15歳という年齢で区切るのか、中学生・高校生という学年で区切るのかも知りたいですね。
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高校生でもOKのところもある。直接病院に確認を
『かかりつけの小児科に「何歳まで受診してもいいですか?」って聞いてみる。うちは高校生でもぜひ来てくださいって言ってくれたよ』
『小児科で聞いたら中学生の15歳まで小児科でいいって教えてくれた』地域差があるのか、小児科によって変わるのか、判断が難しい可能性もありますよね。そのような場合は、直接確認してみてはいかがでしょう。かかりつけの小児科がある場合はなおのこと、かかりつけとまで行かなくても電話で聞いてしまえばスッキリしそう。体調不良のときにスムーズに受診できるよう、できれば元気なときに確認していたほうがよさそうですね。
子どもへの配慮で決めるという声も
ママの声のなかには、かかりつけの小児科に確認したところ、高校生でも大歓迎と言ってくれるところもありました。なかには、年齢など気にせずどうぞという大盤振る舞いの声まで。よく考えると、小児科と銘打っていても付き添った大人も一緒に受診できるケースもあるので、受診する人の年齢は大きな問題ではないのかもしれません。
『小さい頃からのカルテもあるし、持病ってほどではないけど胃腸が弱すぎるから漢方などを定期的に処方していただいていて。それが本人に合っているから、半年に1回くらいだけどうちの高校生は小児科へ行っている』持病を持っているお子さんなどは、長い期間診察し続けたカルテは大変意味があるはず。そう考えれば、通っている小児科が許す限り何歳になっても受診していいのかもしれません。しかし、お子さん自身が小児科へ行くことにためらいを感じるパターンもあるのだそう。
『子どもが高校生になってはじめて病院を受診するとき、「さすがにもう乳幼児たちの待つ待合室で待つのは目立つのでツライかも〜」って言われたから内科を受診するようになりました』
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『高校生からは内科を受診しているけど、子どももカラダが大人サイズなのに赤ちゃんと一緒の待合室にいることが恥ずかしかったみたい』体の成長が著しくなる中学生〜高校生ともなると、小児科の待ち合いの雰囲気は少々落ち着かなくなるかもしれません。「保護者と思われている可能性がある」なんて声もあるほどでした。体格のいいお子さんの場合は、小学校を卒業した段階で小児科から内科に変更したという声もありました。迷った場合はお子さんに小児科にするか内科にするかを確認してから判断してもいいかもしれません。
「15歳の子が小児科へ行くべきか」結局迷う人へ…
15歳の子どもが受診するのは“小児科”が適しているのか、大人が通うような“内科”が適しているのか。中学生までは小児科でいいという声も目立ちましたが、15歳でも中学生もいれば高校生もいますので、勝手に判断することは難しそう。それに誰に聞いたらいいかもわかりにくいですし、聞くこともなんとなく恥ずかしい可能性だってあります。それならば、確実なところとして小児科に聞くことがベストではないでしょうか。たった1本電話するだけで明確な答えが出ますので、何かのついでのときでもいいですし、なんでもないときに事前に確認しておくなどもありです。もちろん、今すぐ受診したい場合でも、病院へ行く前に電話を一本いれるだけでいいでしょう。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」なんてことわざにもあるように、思い切って確認するだけで明確な答えが手に入ってスッキリしますよ!
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko