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人気アパレルブランド「pium」が、9月28日にカスタマーハラスメントに関する注意喚起を行いました。これを受けてSNSではユーザーから店舗スタッフの接客態度に関する批判が殺到。一転して30日、同ブランドは謝罪の声明を発表しました。
同ブランドは、アイドルグループ「ZOCX」(旧ZOC)や「モノクローン」の元メンバーでインフルエンサーの兎月さやかさんがプロデュース。
10代から20代を中心に人気を集めており、2024年3月にSHIBUYA109渋谷店、2025年3月にルミネエスト新宿店が開店し、2店舗の常設店をかまえています。
28日、同ブランドのSNSでは「一部のお客様による過度な言動・要求につきまして、 弊社スタッフや業務に重大な支障を及ぼすケースが確認されております。これらの行為はカスタマーハラスメントに該当し、他のお客様へのサービス提供にも悪影響を及ぼすため、断固たる対応を取らせていただきます」と、カスタマーハラスメントに関する声明文を発表。
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続けて「度重なる執拗な要求や威嚇行為、過度なサービスの要求、スタッフに対する暴言・侮辱的な発言、業務の正常な運営を妨げる行為、今後このような行為が確認された場合には、取引の停止に加え、 悪質な場合は警察・弁護士等と連携し、法的措置を含めて厳正に対処いたします」と厳しく忠告していました。
しかし、忠告を受けてユーザーから「店員の接客態度が度を超えている」「店舗スタッフの態度がひどい」「カスハラというより店舗スタッフに対する正当な意見や要望といった印象でした」などと店舗スタッフにまつわる具体的なエピソードなどがあげられた上で厳しい意見が飛び交い、物議に。
また、店舗の口コミには「店に入ると店員ににらまれる」「試着の時に嘲笑された」など、店員の接客態度に関する意見が続々と寄せられています。
これを受けてブランドは30日、「お客様へのお詫びと今後の取り組みについて」とし、新たな声明文を発表。「店舗での接客に関して、多くのご意見・ご指摘をいただきましたことを真摯に受け止めております。お客様にご不快な思いをおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と一転して謝罪し、「再発防止に向け、外部講師を招いた接客研修や、 第三者機関による覆面調査を取り入れるなど、 今まで以上に研修体制を一層強化し、スタッフ教育・指導を徹底してまいります」と発表しました。
また、意見や要望については、スタッフ個人宛ではなくブランド公式に問い合わせるよう呼びかけており、「いただいたお問い合せについては全て確認し、改善に繋げてまいります。今後もすべてのお客様に安心してお買い物をお楽しみいただける店舗運営を目指し、誠心誠意努めてまいります。引き続き、変わらぬご愛顧を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます」とコメントしています。
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さらに、兎月さんもXで「この度はご不快な思いをさせてしまったお客様へお詫び申し上げます。 “かわいいを諦めない”というコンセプトのもと、すべての方が自信を持って着られるお洋服をお届けする姿勢はこれからも変わりません。 どんな場所でもかわいいへのお手伝いができるような環境づくりを今後徹底して行い、皆様により良い変化を感じてもらえるよう努めてまいります」と謝罪しています。
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