交通事故の処理に当たる警察車両=資料 3日午前0時10分ごろ、三重県名張市上小波田の国道165号で、「車両が横転している。3人が出血し、路上で倒れていた」と通行人から110番があった。県警によると、乗っていた10〜30代ぐらいの男女6人が救急搬送され、5人の死亡が確認された。
軽乗用車には男女それぞれ3人が乗り、女性3人、男性2人が亡くなった。残る1人の男性も重傷だが、命に別条はない。
この軽自動車の定員は大人4人で、現場付近の縁石には擦った形跡があり、電柱には衝突したとみられる痕があった。県警は身元の確認を急ぐとともに、定員を超過して走行し、ハンドル操作を誤った可能性があるとみて、詳しい事故原因などを調べている。
通報を受け、警察官が現場に駆け付けた際、6人は車の外で倒れていたという。車は名張市から津市方面に向かっていたとみられる。