
ドジャースの大谷翔平(31)が4日、フィリーズとの地区シリーズ第1戦を翌日に控える中、自身初となるプレーオフ(PO)初登板への意気込みなどを語った。
「今はすごく楽しみ」と二刀流でPO初のマウンドに上がる気持ちを明かし「緊張することもあるとは思いますけど、健康な状態で明日プレーできる状態を迎えられれば自分にとって幸せなこと」と話した。
9月17日にはメジャー8年目で初のフィリーズ戦登板となり、5回ノーヒットと完璧な内容だった。「シーズンの最後まで使ってしっかりリハビリの過程を終了できたのは、それ自体が素晴らしい。僕らはワイルドカードで勝ち上がってきている立場なので、挑戦する気持ちを持って、素晴らしいチーム相手に自分たちの野球をしっかりできれば、十分に勝機はあるんじゃないかなと思っています」と意気込んだ。
首脳陣も“完全復帰”として期待する中、「救援登板はできそうか?」と聞かれると「いける準備をしっかりしたいなと思っていますし、先発に関してはその日の体調よりけりあると思いますけど、あらかじめ決まったスケジュールで、どこでいくのかなって予想はだいたいできるので、しっかり体調を合わせて、いけって言われたところで、イニングもそうですけど、5回投げ切って、6回投げ切って、次もいってほしいっていうのであればそれをベストを尽くすのが仕事」と勝利のために尽くすとした。
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レギュラーシーズンでは最終戦の前日に欠場。その休みについて迷いや後悔はあったか聞かれると「特に後悔はないですかね。ポストシーズンに向けてっていう判断ではあると思うので」と話した。最終的には1本差でフィリーズのK.シュワーバーに本塁打王の座を明け渡した。そのシュワーバーとの対戦について「素晴らしい打者なので、しっかりポイントを突ければ、いいんじゃないかなと思っています。前回対戦した時とまたラインナップが変わっていると思うので、そこもケアしながら。全体としてどういうふうに抑えていくかっていうのを第一優先に考えたいなと思っています」と静かに闘志を燃やした。