“シミだらけ”の屏風に「絵を描いて」と言われた画家、完成を見てみると…… 220万再生の圧巻の迫力に「えげつない天才で声出た」「想像の100倍かっこよかった」

1

2025年10月04日 22:00  ねとらぼ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ねとらぼ

シミだらけの屏風に絵を描きます

 “シミだらけになった屏風(びょうぶ)”を見事に生まれ変わらせた水墨画が、YouTubeで「鳥肌」「めっちゃ美しい」と話題です。動画の再生数は226万回を突破し、6万6000件以上の高評価を獲得しています。


【画像】完成した作品


 投稿したのは、水墨画家&コスメプランナーとして活躍する墨絵師yoshimiさん。YouTubeチャンネル「INKPAINTER YOSHIMI」では、水墨画や日本の文化の魅力を紹介しています。


 今回の依頼者は、YOSHIMIさんが習っているというお茶の先生。お茶席で使われるという屏風に描いてほしいという依頼です。先生が長年使ってきた屏風には無数のシミがありましたが、YOSHIMIさんは「このシミを生かして、お茶席にふさわしい絵を描いていこうと思います」と筆をとりました。


 YOSHIMIさんが水墨画のメインとして選んだのは、お茶席に深い親和性を持つモチーフだという龍と虎。さらに、お茶の禅の文化にならい、墨だけでシンプルに描き進めます。背景は雷雨の空とし、描くと目立ってくるシミは雨や波のしぶきに見立ててなじませていくYOSHIMIさん。陰影を強調することで、暗い茶席でも映えるように工夫したといいます。


 完成したのは、ちょうど先生の誕生日。墨一色で描き上げたにもかかわらず、今にも龍と虎が飛び出してきそうな迫力です。また、うねるような曲線が波の激しさや躍動感を増しています。シミが浮かぶほど使い込まれた大切な屏風に新たな命を吹き込みつつ、茶道への敬意も感じる素晴らしい作品となりました。


 コメント欄には「想像の100倍かっこよかった」「もっと世界に見てもらってもいい技術すぎる」「お茶席に合うとかシミを生かすとかそういうとこまで考え抜かれてるのが凄すぎて」「えげつない天才で声出た…」「今にも動き出しそうな迫力」といった驚嘆と称賛の声が集まっています。


 YouTubeチャンネル「INKPAINTER YOSHIMI」のほか、Instagram(yoshimi925)、TikTok(muni_mama)でも伝統と独創性が融合した作品の数々が公開中です。公式サイトでも情報を発信しています。


動画提供:YouTubeチャンネル「INKPAINTER YOSHIMI」さん



    ランキングIT・インターネット

    アクセス数ランキング

    一覧へ

    話題数ランキング

    一覧へ

    前日のランキングへ

    ニュース設定