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漫画家の倉田真由美氏が9日までにX(旧ツイッター)を更新。自民党の高市早苗新総裁(64)の取材場所を映したライブ配信映像に「支持率下げてやる」という発言の音声が入った騒動をめぐり、報道への思いをつづった。
倉田氏は、今回の騒動を受け「『報道三原則』なんて、基本的に無理なんだろう。番組制作者、新聞記者も皆感情や思想のある人間だ。テレビにはスポンサーがいる分、さらに制約は増える。私たちは報道を『誰かの意向が入った情報』だと認識した上で受け取るしかない」と不信感をあらわに。
「報道に完全な中立性、公平性を求めても実現は不可能。理想ではあるけど」と私見を述べ、「一つずつ精査することも出来ないし、制作者の心の中を覗くこともできない。放送局なら、BPOに訴えるくらいか。報道に関わる人ほど思想がはっきりしている(=偏りがある)傾向は高いので、始末が悪い」とつづった。
続く投稿では「本来であれば自分の思想と仕事は完全に分離すべきだが」とした上で、「実際新聞にも思想カラーが出てしまっているように、人間にはそれを徹底することなど出来ないのだろう」と推察。「『偏向報道を許さない』これを社会的合意として醸成していくことも重要である」と指摘した。
この騒動は、高市氏が7日に行った公明党との連立協議の際、記者やカメラマンらが待機中だった党本部の取材場所周辺を映していたライブ配信画像で「支持率下げてやる」「支持率下げる写真しか出さないぞ」という、男性とみられる声が流れたもの。高市氏に対する言葉ととらえることが可能だけに、7日夜から当該動画の拡散が続いており、永田町でも騒ぎになっている。
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