元アナの女性野党キャップ、国民・玉木代表は「立憲に踏み絵を踏ませるような戦略をとっている」

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2025年10月14日 10:54  日刊スポーツ

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テレビ朝日

テレビ朝日アナウンサー出身で、現在は同局政治部野党キャップを務める村上祐子記者は14日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜午前8時)に生出演。公明党の連立政権離脱で混迷を極める政界の現状を解説した。


当面の焦点となっている連立の枠組みや、首相指名選挙でだれが指名されるのかなどに言及。番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一から、野党勢力の一本化を求める立憲民主党の動きについて問われた村上氏は「立憲は、とにかく野党候補を一本化したい考え。本来なら(首相指名選挙で)党首、野田佳彦代表の名前を書くのが王道ではあるんですが、今回野田代表自身が『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』と発言しているし、他の議員も目的(政権後退)を達成するため率先して各党に頭を下げる部隊が各党を回ってまで、各党の合意を得たい。それは政権交代のためでもある」と指摘した。


昨年の衆院選後の首相指名選挙では、立民側への野党各党への呼びかけにもかかわらず、野田氏の名前を書いたのは共産党だけだったことから、「今回は同じことにならないよう、野田さん以外の選択肢を提示し幅広く声をかけている」と説明。「有力候補の1人」とする国民民主党の玉木雄一郎代表だけでなく、日本維新の会の藤田文武共同代表や、野田氏自身も候補としていることにも触れた。


一方、立民との連携に慎重な姿勢をみせる玉木氏について「基本政策の一致が不可欠と言い続けている。原発や安全保障をめぐる政策は、立憲の中でも幅があり、(国民とは主張が異なる)原発ゼロを主張する議員も一定数いるので、そこを国民民主は分かった上で、党を割る覚悟があるんですかと、ある種、踏み絵を踏ませるような戦略をとっている」と指摘。「国民民主としては、立憲に譲歩してまでまとまるつもりはない。立憲と組むのではなく、自民党の単独政権に対し、公明党や維新の2党と連携しながら、(自民に)政策をのませる戦略をとっている」と述べた。


一方、維新に関しては「政策さえ一致していれば枠組みにはこだわらない」とも解説した。


羽鳥から、「野党一本化の可能性はどれくらいあるんですかね」と問われると、「数で言うと、立憲、維新、国民が全部合わされば過半数いきますが、各党の思いが交錯しているし、玉木さんは高い球を投げ続けている」とした上で「立憲が玉木さんの要求に全部譲歩するのかというと、協議次第ではありますが、この1週間で見いだせるかは、なかなか難しいのではないでしょうか」と分析し、現時点では厳しいとの見通しを示した。

このニュースに関するつぶやき

  • 立憲共産党ならば、国民の政策を全部吞んで政権を獲り、獲ってしまえば吞んだ政策をペッと吐き出して玉木総理の足を引っ張る位の事はしてくれる筈。
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