
「あーあ、うちの奥さんは専業主婦なのになぁ」ヒロトは私を同僚の奥さんと比較し、嫌味を言って去っていきました。私がパートを辞めたのは、ヒロトの希望で妊娠したからなのに……。あまりにもひどすぎる! すると翌日、実家の母から電話がありました。


昨晩のヒロトとの会話を打ち明けると、母は心配してくれました。「エミリが優しいからってそれにつけ込んで……! ヒロトくんは自分の方が上だって、どこかで勘違いしてるのよ」私をいたわってくれる優しい母の声に、涙が出そうです。

ヒロトから心ない言葉をぶつけられて悲しくなってしまった私。そんなときに電話から母の声が聞こえてきて、なんだかホッとすると同時に涙が……。ヒロトとのやりとりを話したら、母は私を心配して「今すぐ行ってもいい」と申し出てくれました。いつでも力になると言ってくれてとても勇気づけられます。ただこれは、私とヒロトの夫婦関係の問題です。まずは私自身がなんとかしなくてはいけません。
ヒロトは妊娠中の専業主婦である私のことを下に見ているのです。見くびられているなら、もっと強い態度で言い返さないといけません。母が味方をしてくれて私も決意が固まりました。まずは今夜、ヒロトに話をしようと思います。
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