
台湾の頼清徳総統に親書を送るなど台湾との関係を重視する姿勢を見せた自民党の高市早苗氏。高市氏が総裁に選ばれたことを受けて、中国政府は「台湾問題は慎重に対処すべき」とけん制しました。
高市氏が自民党の総裁に選出されたことを受け、台湾の頼清徳総統は4日、自身のSNSで「高市氏は台湾にとって揺るぎない友人です」と祝意を表明しました。
これに対し、高市氏も自身のSNSに「日本にとって台湾は基本的価値を共有する重要なパートナーであり、友人です」と投稿していました。
これについて、中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の報道官は15日の記者会見で「台湾問題は中国の内政問題であり、慎重に対処すべきだ」と述べ、高市氏をけん制しました。
また、頼総統に対しても「外部勢力を頼って独立を図るたくらみは必ず失敗する」と批判しました。
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高市氏は総裁就任後、頼総統にあてた親書を送ったほか、自民党の新執行部には台湾と親交が深い麻生太郎氏や古屋圭司氏が入るなどしていることから「台湾を重視する政権になるのでは」と中国側は警戒しています。