【ドラフト】日本ハム2位・エドポロ ケイン号泣のち笑顔 高校で指名漏れ「そこから始まった」

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2025年10月23日 19:48  日刊スポーツ

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日本ハム2位の大院大・エドポロ・ケインは4年前の指名漏れを思い出し涙を流す(撮影・西尾就之)

日本ハムから2位指名を受けた大院大のエドポロ ケイン外野手(4年=日本航空)は大泣き、笑顔とめまぐるしく表情を変えた。高校時代は21年夏に甲子園出場。右翼フェンスを直撃するなど長打力も見せ、16強入りにも貢献した。高卒時にプロ志望届を提出したが指名漏れとなっている。


この日の会見では「あのときは悔しかった、そこから始まった。指名されてよかった」と大泣き。「普段は人前で泣くことなんかない」と言い切る190センチ、101キロの大男だが、今回ばかりは我慢できなかったようだ。


売りは飛距離と強肩。豪快なスイングでコンタクトすればスタンド中段まで運ぶ。近鉄、阪神でプロ生活のある中村良二監督は「打球がはてしなく飛ぶ。ブライアントを思い出すほど」と話す。遠投も120メートル。走塁面でも果敢だ。


ナイジェリア人の父と韓国人の母の間に生まれ、自身は大阪市内で育った。ケインは父親のクリストファーさんが米国プロレスWWEで無敵を誇ったケインにちなんだという。兄は総合格闘家・エドポロ・キング。「勝てないので兄弟ケンカしたことない」と言うが兄同様の身体能力を持ち、ポテンシャルは十分だ。


「日本ハムでは万波選手、水谷選手と同じハーフの外野手をすごいと思って見ていた。打撃も守備も聞いてみたい」。新庄監督にも「選んでくれてありがとうございます、と言いたい。同じ外野手出身なのでそこも聞いてみたい」と笑顔だった。【編集委員・高原寿夫】

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