

「放っておこう」
そう言って旦那は近くにいた係員のところへ行き、泣いている子どもの対応をお願いしたのです。係員の人は泣いている子どものもとへ駆け寄っていき、いろいろ聞いている様子。私たちはそれを見届けると、隣にいたカップルに軽く会釈をして、その場を離れました。

その後、時間になったので私たちはナオキを迎えに行きました。
満面の笑みのナオキと会話しながらも、私はモヤモヤした気持ちが晴れません。考えれば考えるほど、あの子を助けなかったことが「後悔」として残り、私はモヤモヤしました。
目の前に困っている人がいたら、助ける。
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もしナオキが同じ目にあっていたら……。
泣いているナオキに見向きもせずに、大人たちが素通りをし続けていたら……。
考えただけで悲しくなってきてしまいます。
今どきの親は……なんて言うけれど、わが子が助けてもらったのに文句を言う親がいるのでしょうか。
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原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・善哉あん 編集・石井弥沙