
本日10月25日は新潟米の日。食卓に欠かせないお米なので、産地や品種にこだわりのある人も多いのではないでしょうか。
ねとらぼではアンケートサイト「ボイスノート」協力のもと、全国の70代を対象に「最高にウマいと思う米の品種は?」というテーマでアンケートを実施しました。(実施日:2024年9月)
多くの70代の人から「最高にウマい」と評価されたお米はどれだったのでしょうか? それでは結果を見ていきましょう! なお解説の内容は記事初出時点(2025年4月)の情報となっております。
同率第4位の1つ目は、「ひとめぼれ」でした。1991年に誕生した宮城県を代表する品種で、「初星」と「コシヒカリ」をかけ合わせたお米です。
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粘り・つや・うまみ・香りのトータルバランスに優れ、どのような料理とも相性が良いところも魅力。宮城県だけでなく、全国各地で作付けされていて、品種別の国内生産量は第2位を誇っています。
同率で「ササニシキ」も第4位にランクイン。1963年に宮城県で誕生した国内有数の品種です。「ササシグレ」と「ハツニシキ」をかけ合わせた品種で、それぞれの名前をもらい「ササニシキ」と名付けられました。ササシグレは、宮城の民謡「さんさしぐれ」から命名されたそうで、ササニシキも宮城県ならではの名前を受け継いでいることになります。
ササニシキは粘りが少なくさっぱりとした食感、飽きのこない上品な味わいが特徴で、淡い味付けが多い和食との相性が良いため、多くの寿司店や高級割烹などで使用されているようです。
第3位は、得票率8.8%の「つや姫」でした。山形県で誕生したつや姫は、「東北164号」と「山形70号」をかけ合わせた品種です。
甘み・うまみ・うまみコクの測定値が高いほか、全体的なバランスに優れていて、うまみアミノ酸も非常に多いため、食味官能試験では毎年最高ランクの「特A」を獲得しています。炊き上がったときの美しさや、栽培のしやすさに恵まれているところもポイントです。
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第2位は、得票率15%の「あきたこまち」でした。1984年に「コシヒカリ」と「奥羽292号」の交配により誕生した品種。「あきたこまち」という名前は、秋田県出身の歌人・小野小町にちなんでいます。
東北から九州でさかんに生産されている品種で、中でも秋田県産のあきたこまちは弾力性と粘りがあり美しい見た目が特徴。コシヒカリの良い部分を引き継ぎ、うま味や香り、食感のバランスに優れた品種です。
第1位は、得票率22.1%の「コシヒカリ」でした。北海道および沖縄を除く全国で生産されているコシヒカリ。福井県で育成された越南17号が1956年に品種登録され、後のコシヒカリとして全国に広がっていきました。
コシヒカリは病気に強く、収穫量が多いのが特徴。モチモチした食感と甘み、豊かな香りが特徴で、日本を代表するお米として長く愛されています。なお、名前は「越の国(北陸)に光り輝く品種になること」という願いから付けられたそうです。
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