【沢村賞】日本ハム伊藤大海が初選出 投手成績の5部門でセ・パ通じてナンバーワン/選考理由

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2025年10月27日 17:00  日刊スポーツ

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伊藤大海(2025年4月)

故沢村栄治投手(巨人)を記念したシーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会が27日、都内のホテルで行われ、日本ハム伊藤大海投手(28)が初受賞した。球団では07年ダルビッシュ以来18年ぶりとなった。


堀内恒夫委員長(77)は両リーグ1つにして選考した同賞に「規定選手の中で試合数、勝利数、完投数、投球回、三振数、日本版クオリティー・スタート(7回自責3)も全てNO・1。規定の中でいくつか一番の数字を誇っていますので。最後の決め手はここだと思います」と納得の選考理由を述べた。


昨年は該当者なしも「伊藤投手は限りなく基準に近づいた数字が多かった」と7つの選考基準のうち、150奪三振(伊藤は195)、25試合登板(同27)、勝率6割(同6割3分6厘)の3項目をクリア。残りの防御率(同2・52)、投球回数(196回2/3)、勝利数(同14)は惜しくも基準に届かなかったが「一番沢村賞にふさわしく、今年はやっぱり伊藤くんでいいだろう」と高く評価した。


他の候補には阪神村上頌樹投手(27)、セ・リーグ最多14勝タイのDeNA東克樹投手(29)、日本ハム伊藤と同率の14勝をマークしたソフトバンク有原航平投手(33)の3人が挙がった。


選考委員の中で防御率か、勝利数かで意見も割れたが、最終的に全会一致で伊藤に決定した。


◆沢村賞 故沢村栄治氏の功績をたたえ、1947年(昭22)に制定。同賞受賞者または同等の成績を挙げた投手で、現役を退いた5人を中心とする選考委員会で決定。当初はセ・リーグ投手を対象にしたが、89年から両リーグが対象。受賞者には金杯と副賞300万円が贈られる。


原則的な選考基準は以下の7項目。


(1)15勝以上


(2)150奪三振以上


(3)10完投以上


(4)防御率2・50以下


(5)投球回200以上


(6)登板25試合以上


(7)勝率6割以上


投手分業制を鑑み、「日本版クオリティー・スタート(仮称=QS)の達成率」も考慮の対象になる。


◆沢村賞選考委員(敬称略、就任順) 平松政次、堀内恒夫、山田久志、工藤公康、斎藤雅樹

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