
10月19日に放送された『激論!クロスファイア』(BS朝日)での自身の不適切発言により、同番組の打ち切りを招いたジャーナリストの田原総一朗氏(91)。
28日にはテレビ朝日の西新社長が定例会見で、「テレビ朝日としても視聴者の信頼を損なう、あってはならない事態と重く受け止めている」と謝罪した。
「そもそもの騒動の発端は番組の中で、高市早苗首相をめぐる討論中に『あんな奴は死んでしまえと言えばいい』と、ゲスト出演していた野党の政治家に発言したこと。放送後の21日にBS朝日は田原氏に厳重注意を行い、田原氏も自身のX(旧ツイッター)で《発言の主旨は、野党に檄を飛ばそうとしたものでしたが、きわめて不適切な表現となり、深く反省しております》と謝罪。のちに謝罪動画もアップしましたが、炎上は広がるばかりでした」(スポーツ紙記者)
24日には臨時取締役会で「政治討論番組としてのモラルを逸脱している」との判断から『激論!クロスファイア』の打ち切りが決定。編集で不適切発言をカットしなかった編成制作局長は懲戒処分を受けたという。
そんな注目のさなか、26日に放送された同じBS朝日の『朝まで生テレビ!』に、いつも通り出演した田原氏。
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しかし番組冒頭から「高市さんが総理大臣になったことに賛成の人、手挙げて」との挑発的な質問が波紋を呼び、さらなる批判を呼ぶこととなってしまった。
これまでも度重なる不適切発言が問題視されてきた田原氏。一方で‘80年代から続けている討論番組『朝まで生テレビ』の名物司会者として、同番組を放送するテレビ朝日にとっても功労者であるが――。
「田原さんの功績は偉大ですし、局としてもお元気なうちは『朝生』を続けたいというのが本音ですが……そろそろ上層部が判断する時期が来ているのかもしれません」
こう話すのは、テレビ朝日の報道関係者だ。
「以前から田原さんの発言は問題になっていましたが、これまではどこかそれも番組の持ち味だという感覚はスタッフにもあったと思います。しかし、時代が変わったこともあり今や“言葉一つ”で番組が終わることも起こりうるようになりました。そういったことも含め、制作スタッフもきちんとチェックする必要があったわけですが、もはや田原さんをコントロールできる人材もいなくなっているのかもしれません」
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今後も『朝生』含め、田原氏が同局から“出禁”になる可能性は低いというが……。
「それも“もし次があれば……”といった感じだと思います。今後はより注意して番組を制作していくことになると思いますが、特に『朝生』は生放送ですからね。田原さんのスイッチが入ってしまえばどうしようもありません。これから政治はますます注目されていくと思うので、番組は続けていきたいのですが……」(前出・報道関係者)
田原氏はジャーナリスト人生を有終の美で終えることができるのか――。
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