巨人二軍ぶっちぎり優勝も「若手育ってない」で“クビ”の桑田真澄監督に《本当に切るべきは…》ファンの疑心

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2025年10月29日 18:00  週刊女性PRIME

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元巨人・桑田真澄氏

「一軍が優勝できなくて、“若手選手の育成ができていない”という評価だったので、これは責任を取らなきゃいけないということを伝えました。自分の中でケジメをつけたということです」

 10月28日、読売ジャイアンツで二軍監督を務めていた桑田真澄氏(57)が、今シーズン限りで退団することを各スポーツ紙が報じた。球団から「若手選手の育成失敗」を指摘されたという桑田氏だが、“クビ”の理由はそれ以外にもーー。

 2006年の巨人退団後にメジャーリーグに挑戦するも19試合の登板に終わり、2008年3月に現役引退の意向を示した桑田氏。以後は大学院で学ぶとともに野球評論家、独立リーグのコーチなどを経て再び巨人のユニフォームに袖を通したのが2021年。

 2024年からは二軍監督を任されると、今年のイースタン・リーグでは2位に8ゲーム差をつけてのぶっちぎりの優勝を果たして結果を出していた桑田氏。“教え子”である若手選手から胴上げされた後のコメントでは、

「二軍の試合では、どうしてもミスが多くなります。しかし、その都度コーチ陣やスタッフが選手とともに原因を分析し、改善策を練ってくれました。その積み重ねこそが、最終的に優勝という結果に結びついたのだと確信しています」

 現役時代のプレースタイル同様に、優勝の要因を冷静に分析してみせた桑田氏。そんな“ヤングジャイアンツ”たちが巣立って、一軍で活躍できることを誰よりも願っていたであろう彼に下されたのが、冒頭の「若手選手の育成ができていない」評価だった。

一軍に定着できた若手はごくわずか

 とはいえ生え抜きの元スター選手で、現在もファンからカリスマ的人気を誇るだけに球団には残ってほしいのだろう。巨人はフロント入りのポストを用意するも、これを固辞。自ら退団の意思を伝えたというわけだ。

実質的な“クビ”ということでしょう」とは在京球団を取材する野球ライターの見解。

「確かにシーズン中、投手野手含めて20人以上の若手選手が二軍から送り込まれるも、一軍に定着できたのはごく僅かで、多くの選手が“出戻り”になることが多かった。阿部監督も“見切る”のが早く、もうちょっと我慢すれば花開きそうな選手はいたようにも思えましたが……。

 ただ毎シーズンでの優勝が義務付けられている巨人だけに、一軍での成長を悠長に待っていられないのも事実。もう少し選手を見守りたい気持ちはある一方で、桑田さんの中には“ここに居場所はない”と思うところもあったのか」

 2020年に二軍監督に就任し、桑田氏とは入れ替わるように一軍ヘッド昇格、2024年から一軍で指揮をとっている阿部慎之助監督(46)。当初より、桑田氏との“指導方法”をめぐる相違を指摘されることもあった。

「とにかく選手につきっきりで猛練習を課す“スパルタ”指導の阿部監督に対して、自身が大怪我を負った経験からか、練習を無理強いせずに自主性を重んじて指導に当たっていた桑田さん。“選手のミスは指導者のミス”という、現代的な考え方を持つ指導者でした。

 例えばシーズン途中でソフトバンク(ホークス)にトレードされた秋広優人選手(23)。阿部監督から二軍落ちを言い渡された際も寄り添い、一緒になって“一軍で戦うには何が必要なのか”を考えていました。そんな矢先の放出だっただけに、プロとして仕方ないこと、むしろチャンスとも言える移籍ですが、桑田さんも落ち込んでいたように見えましたね」(前出・野球ライター、以下同)

二岡智宏、駒田徳広も“クビ”に

 今オフの人事では桑田氏のほか、二軍監督を経て2024年からヘッドコーチとして阿部監督を支えた二岡智宏氏(49)。そして2022年から三軍監督を任されていた、通算2006安打の“レジェンド”駒田徳広氏(63)も退団したことに、野球ファンもざわついている。

《若手の育成の成果が2軍リーグ優勝ではないのか? 阿部監督の意向かフロントの意向か分からんが、桑田・駒田・二岡を切って本当に大丈夫なのか?》
《阿部氏が退団せず桑田氏が退団。 巨人は選択を誤ったかも…。 本来は1軍の監督にすべき人なのだが…。》
《巨人というチームは、どう考えても頭がおかしい。本当に切るべきは阿部である。そして桑田を後釜に据えるべきだった。》

 ネット上では、セ・リーグ3位に終わったシーズンの責任を取るべきは阿部監督であり、むしろ桑田氏を一軍監督に据えるべきとの提言も飛び出す始末だ。

「いわば若手選手を任されていたコーチ陣を“切った”ことから、球団として育成方法を一新したい気持ちがあるのは確かでしょう。一方で怒声や叱咤、しごきが日常とされた野球界において、桑田氏らも実践する“怒らない”指導力も評価されています。

 私個人はあまり見たくはありませんが(笑)、近いうちに桑田氏がライバルチームのユニフォームを着て選手を指導、チームの指揮を取る姿がグラウンドにあるかもしれませんね」

 責任を問われるべきは阿部監督ではなく、巨人球団だろう。

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