限定公開( 6 )

ソニーグループは、東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025(JMS)」において、未来のモビリティエンタテインメント「VR Cockpit(ブイアール・コックピット)」のプロトタイプを初公開した。
このVR Cockpitは、JMS内のツアープログラム「Tokyo Future Tour 2035」でLEXUSが出展する「LEXUS Real×Virtual Driving Concept powered by VR Cockpit」に搭載されている。来場者は、クルマに乗車した状態でリアルな運転感覚を味わいながら、PlayStation5/PlayStation4用ソフトウェア「グランツーリスモ7」を楽しめる。ソニーが培ってきたゲーム技術とモビリティ技術を融合させることで、運転そのものをエンタテインメントとして再構築した試みとなる。
ソニーグループは、クルマのライフサイクルのうち90%以上が駐停車状態である点に着目し、「駐車中のモビリティを感動空間へ」を開発コンセプトに掲げている。VR Cockpitは、車内をゲーム体験を中心としたエンタテインメント空間として再定義し、従来の“移動手段”としての価値を拡張するサービス&ソリューションだ。
展示では、VR Cockpitを通じて実車とグランツーリスモ7を同期させ、ドライバーの操作に応じて車両挙動をリアルタイムに再現する。これにより、通常のシミュレーターでは得られない高い臨場感と没入感を体験できる。
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LEXUSの展示ブースでは、「リアルとバーチャルの融合」をテーマに、車内からバーチャルレーシングの世界に没入できる「LEXUS Real×Virtual Driving Concept」が披露される。その中核を担うのがソニーのVR Cockpitであり、両社は車の楽しみ方を“運転”から“体験”へと拡張するアプローチを共有している。
ソニーグループは今回のプロトタイプについて、「未来を担う子どもたちを含め、全ての人に“クルマはもっと楽しくなる”ことを伝えたい」という思いを込めたと説明している。展示のテーマには、「あの日、クルマの使い方が変わった」と未来に記憶されるような新しい感動を生み出すというメッセージが込められており、ソニーが描く次世代モビリティエンタテインメントの方向性を象徴する内容となっている。
LEXUSは今後、東京ミッドタウン日比谷にある車両展示、試乗、カフェなどが一体となったブランド体験型施設での展示・体験を検討するとしている。
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