「呆れ果てる」「9条関係ない」日経新聞 自衛隊のクマへの武器使用巡るX投稿に指摘続出…立憲・枝野氏もツッコミ

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2025年10月30日 06:10  web女性自身

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全国各地で相次いでいるクマによる被害。10月28日、秋田県の鈴木健太知事(50)は防衛省を訪問し、自衛隊の支援を要請した。



「同県では今年のクマによる被害者数が55人にのぼり(28日時点)、これは昨年の11人を大きく上回る数字。元自衛官でもある鈴木知事は同庁を訪れ、わなの設置や駆除した個体の処理などの後方支援を求めており、自衛隊が武器を携行するかは未定。小泉進次郎防衛相(44)も対応を進めていく構えです。なお、同日中に陸上自衛隊東北方面総監部の隊員が県庁入りし、協議を開始。全国的に見ても、クマによる犠牲者は今年だけで過去最悪の10人にのぼっており、自治体だけの対応では限界だという意見は多いです」(社会部記者)



いまやクマによる人的被害は全国的な関心が寄せられており、鈴木氏による自衛隊の支援要請も各紙で取り上げられているのでが、そんななかSNSで波紋を呼んでいる記事がある。それは、日経新聞が28日に配信した《クマ被害多発、自衛隊出動でも銃で駆除難しく 火器使用に厳しい制限》と題した記事だ。



同紙のXアカウントが28日、記事のURLと共に、《自衛隊の武器使用を巡っては、憲法9条の規定もあり厳しく制限されています。犠牲者数が過去最悪となるなか、どのような対応が可能なのでしょうか》というリード文を投稿していたのだが、これに対しユーザーからはこんな疑問の声が起こった。



《なんで熊対策で憲法9条なんて持ち出してるの?》
《さすがにクマに9条は何一つ抵触しないだろうをなにいってんだ。日経。さすがに国際紛争でもなんでもないし》
《日経のあまりの酷さには呆れ果てる。》
《なんでクマに対して9条が出てくるんですか?まったく関係ないでしょう。9条は他国との関係において不戦を規定しているだけで、災害対策には自衛隊法が適用されることくらい、まさか知らないとでも言うんですか?》



そのほか、立憲民主党の枝野幸男衆院議員(61)は同紙の投稿を引用し、《防衛出動の場合ならともかく、災害派遣、害獣駆除の場合の銃などの使用に、憲法9条はまったく関係がありません。日本経済新聞ともあろうものが、こんな基本的な間違いを報じないでください》と指摘。



さらに、自衛隊元1等陸佐で、自民党の佐藤正久元衆院議員(65)も、《頭がキャベツ?日経新聞の憲法解釈が「ぐちゃぐちゃ」になるってる!クマの駆除に関わる武器使用と憲法9条は関係ない。武力の行使と武器使用の整理がついていない、、》とツッコんでいた。



「憲法9条の元で、“武力行使”は、日本に対する武力攻撃が発生した場合、もしくは親密な関係にある国が攻撃を受け、これにより日本の存立危機が生じた場合に許容されます。そのため、枝野氏や佐藤氏が指摘している通り、憲法9条と獣害対策における武器使用は全く別次元の話です。なお、自衛隊法では、“外部からの武力攻撃”に対して、防衛のために武力行使が許容されると規定されていますが、獣害対策を目的に武器を使用することは想定されていません。



日経新聞の記事本文では、自衛隊法おける『治安出動』『防衛出動』など武器が使用できる要件も明記していました。なぜ憲法9条に触れたのかはわかりませんが、いずれにせよ憲法9条が獣害対策の妨げになっているという“ミスリード”を生んでしまったようです」(前出・社会部記者)

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  • 銃よりも、エサに毒混ぜて設置した方がよくないか? 捕まえるための罠じゃなくて駆除するための罠。
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