無安打に終わったドジャース・大谷翔平(写真=GettyImages)ワールドシリーズ第5戦
● ドジャース 1−6 ブルージェイズ ○
<現地時間10月29日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦に敗戦。大谷翔平選手(31)HR「1番・指名打者」でフル出場するも、4打数無安打で2試合連続のノーヒットに終わった。
ドジャースは第1戦黒星の左腕ブレーク・スネルが再戦マウンドに上がるも、1番シュナイダーにプレーボール第1球のフォーシームを振り抜かれ、いきなり先頭打者アーチを被弾。続く2番ゲレロJr.にも2戦連発の8号ソロを浴び、試合開始からわずか3球で2点を失う波乱の立ち上がりとなった。
出端を挫かれたスネルは116球の熱投で7回途中まで粘るも、二死一、三塁とピンチを作って降板。2番手右腕エドガルド・エンリケスが暴投、3番ビシェットの適時打で2点を失った。続く8回表には、3番手左腕アンソニー・バンダがチーム4つ目の暴投を喫するなど一死三塁とピンチを招き、8番カイナーファレファにダメ押しの適時打を許した。
一方の打線はブルージェイズの新人右腕イェサベージに対して7回までわずか3安打、ソロ本塁打の1点のみと苦戦。ウィル・スミスを2番に繰り上げ、不振のアンディ・パヘスに代わってアレックス・コールを起用するなど打順の組み換えを図ったが、先発打者全員の計12三振を喫し、新人投手によるワールドシリーズ最多記録を献上した。
結果的に本拠地ロサンゼルスでの3連戦を負け越し、シリーズ成績2勝3敗と崖っぷちに。移動日を挟んで現地時間31日(日本時間11月1日)、再び敵地トロントで行われる第6戦には山本由伸の先発登板が予定されている。