限定公開( 14 )

子どもから大人まで幅広い層の間で、シールを集めて見せあったり交換したりする“シール帳”がブームです。シールの中でも「ボンボンドロップシール」が、“レアなシール”として入手困難になっています。同シールについて、運営元の企業「クーリア」に話を聞きました。
「ボンボンドロップシール」は、2024年3月に登場。動物やキャラクターなどがデザインされ、ぷっくりとした立体感と透明感のある“まるで飴玉のような見た目”が特徴です。
発売直後からSNSで話題となり、2024年12月からはサンスター文具と提携。サンリオやディズニーなど人気キャラクターとのコラボ商品も展開され、さらに人気が加速しました。現在ボンボンドロップシールの公式Instagramは約3万人のフォロワーを抱えています。
以降SNS上では、ボンボンドロップシールを使った投稿が急増し、スマホケースに貼ったり、ネイルアートのパーツとして使ったりするなど、自由なアレンジが広がっています。
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担当者は、「スマホのデコレーションに使う想定はしていませんでしたが、皆さんの自由な発想に驚きました。今のシールブームの波にうまく乗れたと思います」と話します。
ボンボンドロップシールは話題の“平成レトロ”を狙ったわけではないそうですが、結果的に平成時代のシール交換文化とも重なり、子どもだけでなくキャラクター好きの大人にも人気が広がっているとのこと。「子どものころ自由に買えなかった分、今は自分で集めたいと、大人からも人気を得ている」そうです。
「似たようなシールが多い中で、『これが一番かわいい!』という声を多くいただいています」と反響を受けているという同社。
10月末時点で出荷枚数は900万枚を突破し、人気の高まりを受けて工場数を増やしているものの、出荷が追いつかず、売り切れの状況が続いているそうです。
人気の一方で、偽物も問題になっています。同社は「偽物も続出しており、商標登録済みのため随時対応しています。フリマアプリでは非正規品が多いので、偽物を見つけたら通報してほしい」と呼びかけています。特に、ちいかわやたまごっちなど人気のキャラクターのシールは入手も困難で、高値で売買されているようです。
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「マスキングテープのブームがあったように、シール業界が盛り上がるとうれしい。今後もかわいい商品を発売予定です」と担当者。
“平成レトロ”のかわいさと、現代的なアレンジが融合した「ボンボンドロップシール」。小さなシールが、世代を超えて“共有する楽しさ”を生んでいるようです。
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