【トライアウト】最年長の広島松山竜平に沸き阪神森木大智は新球種でアピール 総勢38人奮闘 

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2025年11月12日 17:23  日刊スポーツ

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トライアウトを終え、スタンドのファンの声援に応えながら引き揚げる広島松山(撮影・前田充)

<トライアウト>◇12日◇マツダスタジアム



投手28人、野手10人が参加し、再びプロ野球の舞台を目指した。


野手の主役は、最年長の広島松山竜平内野手(40)だった。長く本拠地として輝いてきたマツダスタジアム開催。第1打席で低めのフォークを巧みにすくい上げて右翼に。これが今トライアウトの打者の初安打となると、大きな歓声がスタンドを満たした。


8打席で7打数3安打。最終打席では自然と応援歌が起き、背中を押された。松山は「多くのファンの方が集まってくれて、本当にうれしかったですし、いいところも見せられたんで、本当によかった」と感謝した。


西武渡部健人内野手(26)は第1打席で豪快な本塁打。左翼席への大きなアーチに「悔いなくやることができました。1打席目のホームランが1番アピールになったんじゃないかなって思います」。20年ドラフト1位で入団した「おかわり君2世」が希望を託す。


投手では阪神21年ドラフト1位の森木大智投手(22)が、新たな武器を披露した。「(戦力外)通告を受けてから練習して使えるなと」と新球種のツーシームで空振りを奪った。「僕が良くなるためにたくさんの人が動いてくれてるっていうことは絶対に忘れてはいけない」「世界一のピッチャーになるっていうことは、プレずにある。チームを勝たせる投手になるために1日1日を過ごしたい」と大きな目標を掲げ、朗報を待つ。


森木と並び「高校BIG3」と称されたソフトバンク21年ドラフト1位の風間球打投手(22)は打者3人に対し11球を投げ込み、無安打1四球だった。球速は140キロ台前半にとどまり、最速は143キロ。高校時代はノースアジア大明桜(秋田)で157キロをマークしていた。「ボール多めになってしまったので、シーズンの最後の方みたいに投げられなかったのはちょっと悔しい。今出せる結果というか、全力は出せたので、悔しいですけど、投げ切れたのはよかったです」と振り返った。


明暗が分かれるような結果となった森木には「(共感する部分は)もちろんある」という。「イメージはあるんですけど、実際投げたらなんか違うっていうのが僕の中であったので、大智も一緒なのかなと思いつつ見てましたね」と思いやった。


今回のトライアウトからプロ野球選手会の主催となったが、ネット裏にはヤクルト青木宣親GM特別補佐(43)、日本ハム木田優夫GM代行ら各球団の編成担当がそろった。スカウトはMLBなど海外も含めて総勢114人が視察した。

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  • 万が一、松山を採用してくれる球団があれば、本当にうれしい。
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