
疲れている時の電車の揺れと暖房は、強力な睡魔を誘う。うっかり寝過ごしてしまい、青ざめた経験がある人も多いだろう。
山梨県の40代男性(建築・土木技術職/年収550万円)は、20年ほど前の学生時代にやらかした「痛恨の寝過ごし」について投稿を寄せた。
当時は12月。男性は試験のため、深夜まで勉強していたという。(文:篠原みつき)
「あっギリ起きれたと思い安心しましたが、どうも様子が変でした」
試験当日の朝、大月駅からJR中央線・通勤快速に乗り込み、学校のある国分寺駅へ向かった。しかし、寝不足の身体に冬の暖房が効いた車内はあまりに快適だったようだ。
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「12月でとても寒く電車の中は暖房が効いてたのでとても暖かくつい寝てしまい」
と振り返る。ふと気づくと、電車は立川駅に停車していた。
大月方面から向かうと、立川駅は国分寺駅の1つ手前だ。「あっギリ起きれたと思い安心しましたが、どうも様子が変でした」と違和感を覚えた男性。時計を見ると、信じられない時間が表示されていた。
「ふと時計見たら10時30分とかで完全に思考が停止しました。おそらく高尾→東京間を往復して目が覚めたのでしょう」
朝の通勤快速に乗車して10時半ということは、3時間くらい眠り続けていたことになる。男性の推測通りであれば、本来降りるはずだった国分寺を通り過ぎて終点の東京駅まで行き、折り返して戻ってきたのだろう。
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事態を把握した男性は急いで電車を降り、タクシーで学校に向かったという。しかし、往復してしまったロスタイムはあまりにも大きかった。
「当然テストは受けれず追試となり家に帰った記憶があります」
深夜までの試験勉強が、皮肉にもあだとなってしまった形だ。社会人となった今では笑い話かもしれないが、当時のショックは計り知れない。
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