「国益にかなうと考える」立憲・岡田克也氏 中国共産党幹部との会談をN党浜田氏が“スパイ”呼ばわり…本人が語った“意義”

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2025年11月21日 06:10  web女性自身

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日に日に波紋が広がる、高市早苗首相(64)の“台湾有事”発言。11月19日、中国政府が日本政府に対し、日本産水産物の輸入を事実上停止すると通達したことが報じられた。



「高市氏は11月7日の衆院予算委員会で、立憲民主党・岡田克也議員(72)の質疑に対し、台湾情勢をめぐる日本の“存立危機事態”に関して『(中国が)戦艦を使って、武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうる』と発言。’15年に成立した安保法制では、日本が存立危機事態にあると認定されれば、集団的自衛権を行使できると定めており、高市氏の答弁は、台湾の状況次第で日本が武力介入に踏み切る可能性を示唆しました。



中国にとって台湾は内政問題であるため、高市氏の答弁は中国の猛反発を招き、同国の薛剣駐大阪総領事(57)はXで『汚い首を切ってやる』などと投稿(後に削除)。日本への渡航自粛勧告も出されたことで、国内の観光産業にも大きな影響が出始めています。また、18日に外務省の金井正彰アジア大洋州局長が、北京で中国外務省の劉勁松アジア局長と協議を行ったものの、具体的な進展はありませんでした。高市氏は発言を撤回しない構えで、事態の打開策はまだ見えてきません」(政治部記者)



高市氏は10月31日に日中首脳会談に臨み、習近平国家主席(72)と「戦略的互恵関係」を推進し、「建設的で安定的な関係」構築を築いていくことで一致。今後の日中関係発展に大きな弾みをつけた矢先、その行く末に暗雲が立ち込めてしまった。



高市氏の答弁に対する疑問の声が広がるいっぽうで、いま強烈な批判に晒されているのが、岡田氏だ。SNSやテレビ番組の一部のコメンテーターからは、高市氏の答弁を引き出すために、岡田氏が“誘導した”などとして、責任を問う声が噴出しているのだ。



「7日の予算委の質疑応答で、日本の存立危機事態をめぐって、最初に台湾の例を持ち出したのは岡田氏でした。というのも、高市氏は昨年の自民党総裁選で“中国による台湾の海上封鎖が発生した場合は存立危機事態になるかもしれない”と述べていたからです。その上で、岡田氏は台湾・フィリピン間の『バシー海峡』が封鎖された場合を例に挙げ、その状況下でも『迂回ルート』があるとし、日本にエネルギー、食糧危機が起こる存立危機事態とは『想定しがたい』と指摘し、具体的にどのようなケースを想定しているかを質問。



これに対する高市氏の答弁を受け、岡田氏は、存立危機事態の認定について『幅広い裁量の余地を政府に与える』ことを懸念しているとコメント。武力行使に踏み切って反撃を受ければ、日本国民に大きな被害が生じる可能性がある以上、“存立危機事態と軽々しく言うべきではない”と釘を刺しました。すると、高市氏は『あらゆる事態、最悪の事態を想定することが重要』であると切り出し、直後に問題視されている発言が飛び出したのです」(前出・政治部記者)



岡田氏は自身のYouTubeチャンネルやXを活用し、質疑の意図を動画で解説しているのだが、それでも“不用意な質疑だった”などとして批判の声はやまず。そんななか、NHK党の浜田聡元参院議員(48)は、11月17日配信のYouTube番組『虎ノ門ニュース』に出演し、岡田氏の質疑を以下のように評した。



「やっぱり、そんなことを質問しちゃだめだろうと思いますね。質問する人が中国と思われても仕方がない方ですよね。質問された岡田克也さんは、数年前、けっこう最近ですけれど、中国に行かれたんですよね。向こうの報道にもありましたが、岡田さんは中国のある意味情報機関、スパイ組織のトップと意見交換をしてきた。そんな方と会うような方なので、こういう質問をしてもおかしくないと思いますけどね」



さらに、浜田氏は同日にXでも、岡田氏を団長とする立憲民主党の訪中団が、昨年8月に北京を訪問し、中国共産党の石泰峰中央政治局委員・中央統一戦線工作部長(肩書は当時)らと会談していたことを引き合いに出し、以下のように呼びかけていた。



《衆議院三重第3区 岡田克也さん 中国スパイ組織のトップに会いに行っていること 今こそ多くの日本国民が知るべきと思います》



なお、石氏をめぐっては、岡田氏だけではなく、自民党・森山裕元幹事長(80)ら現与党の国会議員も今年1月に北京で会談している。ただ、浜田氏の発言に端を発する岡田氏の「スパイ説」はXで拡散し、特に番組での発言を切り抜いた動画は19日夜時点で1万7000件のリポスト、7万9000件の「いいね」が付いている。



こうした事態に、一部の立憲民主党支持者からは「#立憲ボイス」のハッシュタグと共に、岡田氏に毅然とした対応を求める声も上がる。そこで本誌が19日、岡田氏本人に対し、浜田氏の発言に対する見解を求めたところ、岡田氏はこう話した。



「個々の意見にコメントする気はありません」



その上で、岡田氏は昨年の石氏との会談について、こう強調した。



「石泰峰氏は、立憲民主党として中国に行って、お会いした何人かのうちの一人です。石氏は現在、中央組織部長に肩書きが変わっていますが、習近平国家主席の側近であり、非常に重要な人物です。だからこそ、自民党幹部も石氏と会談しています。その重要な人物と日中関係について意見交換することは、国益にかなうと考えます」



自身の質疑に対する、高市氏の答弁が中国の反発を招いているが、日中友好議員連盟の副会長も務める岡田氏は今後、両国の改善に向けてどう動いていくのか。



「具体的に決まっていることが現在、あるわけではありません。まず、政府トップ(高市氏)の発言ですから、今は外務省の皆さんに汗をかいてもらわなければいけない。気の毒ですが、それは仕方ありません。そして、日本と中国の間である程度の理解が進めば、私の人脈も活用して、何か話ができることがあるかもしれません」

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  • この件で岡田がスパイ、若しくはハニトラ議員の可能性が極めて高くなったな。
    • イイネ!8
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