
立憲民主党の衆議院議員、鎌田さゆり氏が法務委員会で見せた不適切な振る舞いがSNS上で拡散されている。
安倍元首相の銃撃事件に関する質問中
問題となったのは11月19日に開かれた衆議院の法務委員会での一幕だ。「衆議院インターネット審議中継」というサイトでリアルタイムで視聴可能なこの審議の最中、鎌田議員の不真面目な態度が問題視され、瞬く間に切り抜き動画として拡散され、炎上しているのだ。
「この日の質疑の終盤に、日本保守党の島田洋一議員が、法政大学教授による安倍晋三元首相の銃撃事件に関しての『暗殺が成功してよかった』という発言と、その人物を雇い続ける大学に税金から30億円という巨額の私学助成金を払う妥当性について政府の姿勢を厳しく追及していました。
ところが、その緊迫した質問の最中、鎌田議員は島田議員の後ろでニヤニヤ笑ったり、時には机に突っ伏したりする様子がカメラに映り込んでいたのです」(全国紙政治部記者、以下同)
SNS上では、《授業に飽きた小学生みたい》《おい!鎌田!ニヤけて聞く話じゃないだろ!議員削減されろ!》《ずっと後ろでニヤニヤ笑ったり、机に突っ伏したり、失礼すぎませんか? あなたは何様でしょうか。どういうつもりだったのか鎌田先生お答え願います》といった、議員としての真剣さや品格を問う厳しい声が殺到した。
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「しかも、鎌田議員の態度が不適切だったのは、島田議員の質問中だけではありません。参政党の吉川里奈議員や国民民主党の小竹凱議員が質問に立っている際にも同様の姿勢をとっていたことが動画で確認できます。
たしかに委員会の審議は長時間にわたるため、居眠りしているのは鎌田議員だけではありませんが、カメラにばっちり映っていながらあそこまで机に突っ伏すのは国民の代表として無神経と言えます。本人もカメラに映っていてその姿が中継されていることに気づいていなかったのかもしれませんね」
座った席とカメラの位置関係がたまたま不運だったために炎上してしまったとも言えるが、じつは鎌田議員の“炎上騒ぎ”はこれが初めてではないという。前出の全国紙政治部記者が教えてくれた。
過去に“ヤギ”で炎上した鎌田議員
「現在60歳の鎌田議員は当選4回のベテラン議員です。動物愛護をライフワークのひとつとし、法改正にも積極的な姿勢を示してきました。しかし、その活動の裏でヤギをめぐる騒動を起こしているのです」
鎌田議員が2021年10月31日投開票の衆院選で仙台市の一部を選挙区とする宮城県第2区から出馬した際、ヤギの“仙台メリー”を選挙活動に連れ出して動物好きをアピール。ところが、当選直後の11月3日、一転して「最後まで責任を持って寄り添い育てることは困難」として里親に出すことを報告した。
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この行動が、動物保護団体からも「政治利用だ」「当選したら動物をポイ捨てする気か」と厳しい批判が集まりました。鎌田議員は激しく反論したが、そのわずか16時間後に里親への引き渡しを撤回し、「一緒に暮らしていくこととなりました」と発表するという、一貫性のない行動をとり、炎上を拡大させたことがあるのだ。
さらに、鎌田議員は2025年6月にも、参院選の応援としてTPOを弁えない行動で物議を醸したことがある。
鎌田議員は当時、SNSで「さくラップ」と題したラップ動画を公開したのだが、お笑い芸人のにしおかすみこを彷彿とさせるラップとふざけた振り付けが特徴の動画で、「忘年会の余興でもやりたくない」とSNS上で酷評。批判が殺到すると、鎌田議員は一切釈明することなく無言で削除した。
この無責任な行動に対し、同僚である立憲民主党の塩村文夏議員からも「政治家が踊ったり、奇妙な出立ちかつ変わったスタイルでビラ配りしていたり」と皮肉とも取れる苦言を呈される事態となり、話題になったのだ。
度重なる炎上騒ぎと、今回の委員会の場での“あり得ない態度”。週刊女性PRIMEは、鎌田議員の事務所に今回のことについて問い合わせると、本人から以下の回答があった。
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「法務委員会質疑時、大臣の答弁の曖昧さに驚いたため、このような姿勢となりました。様々ご指摘を受け、不適切と感じており、反省しております」(※全文を掲載)
本人は、「大臣の答弁の曖昧さ」に驚いたことが原因であり、不適切と認め反省していると釈明したが、前述のサイトに上がっている動画を見る限りでは、大臣の答弁中だけでなく、各議員が質問している最中にも、鎌田議員が机に突っ伏している姿勢をとっていたことが確認できる。
いずれにせよ、国民の代表である国会議員には、審議の場では国民の付託に応える真摯な姿勢を見せてもらいたい。
