日本女性記者協会(JWJA)の設立記念フォーラムであいさつする秋山理砂代表理事=22日午後、東京都千代田区 国内の女性記者のキャリアアップ支援や、ニュースの価値判断に多様な視点を加えることなどを目指す一般社団法人「日本女性記者協会(JWJA)」が設立され、記念フォーラムが東京都内で22日開催された。秋山理砂代表理事(神奈川新聞社理事)は「日々のニュースを送り出す意思決定を、多数を占める男性が行っている」とした上で、「社会が多様化する中、多様な読者に応えることがメディアの発展につながる」とあいさつした。
JWJAは韓国女性記者協会(KWJA)との交流を機に昨年11月に設立され、日本新聞協会や日本民間放送連盟に加盟する企業・団体に所属する女性記者らで構成。今後、管理職や経営者となる人材の育成を目指す研修や、調査研究などに取り組む。現在の正会員数は約60人。
この日は日本新聞協会の中村史郎会長(朝日新聞社会長)やKWJAのハ・イムスク会長ら約120人が参加し、メディアの多様性をテーマにしたパネルディスカッションなどが行われた。