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21日、高市早苗首相(64)が自身のXを更新。《南アフリカで開催されるG20ヨハネスブルグ・サミットに向かう道中です。》と前置きし、片道21時間の長旅で、首脳会談は2日間、足掛け4日間の出張であることを報告した。出発前日の午前にパッキングをした際、洋服選びに悩んだことを明かしている。
その理由について、11月14日の参議院予算委員会で質疑に立った、参政党・安藤裕幹事長(60)からの次のような発言が発端となっていると綴った。
《「これから、高市総理はじめ各閣僚の皆さんも、世界各国のトップと交渉しなくてはなりません。そのときに、できれば日本最高の生地を使って、日本最高の職人さんが作った服でしっかりと外交交渉してもらいたいんですよ。安物の服で対応していたらなめられます」》
しかし、ある全国紙政治部記者は「高市内閣の閣僚が国会議員歳費からの上乗せ分の給与を受け取らない方針に対して、安藤氏が“受け取るべきだ”という主張の根拠のひとつに出した話」だという。
「議員歳費は月額129万4000円で、閣僚には省庁からの支給分が上乗せされることになっています。これを廃止することについて安藤氏は、“いい服を着て、個人消費を高めていかないといけない。積極財政と賃上げを推進する高市内閣は、絶対にやってはならない方針だ”と苦言を呈しており、“なめられない服”というのはあくまで例え話のひとつだったのでは」(前出・全国紙政治部記者)
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そんななか、高市首相はどのような服を選んだのか。投稿ではこのように述べた。
《私は日本最高の生地を使った服や日本最高の職人さんが作った服は持っていませんが、安藤議員の御指摘は一理ある気がして、クリーニングから戻ってきた服の中から、「安物に見えない服」「なめられない服」を選ぶことに数時間を費やしました。》
結局、手持ちが少なく、皆様が見慣れたジャケットとワンピースの組み合わせで荷作りを終えましたが…。
外交交渉でマウント取れる服、無理をしてでも買わなくてはいかんかもなぁ。》
“マウント取れる服”という、今時の表現を使って投稿を締めた高市首相だったが、このフレーズに対して批判の声が。共産党・小池晃書記局長(65)は自身のXで高市首相の投稿を引用する形で《あまりにも軽率で不見識ではないか》、立憲民主党・小沢一郎氏(83)も《外観に過剰に神経質になる前に、総理として、まず言葉選びにこそ慎重であるべきではないか》と重鎮議員らが次々に苦言を呈す事態となってしまった。
いっぽう、騒動の“引き金”となった参政党・安藤氏もXを更新。高市氏の投稿を引用しながら、以下のコメントを投稿した。
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《給料引き下げしないで、きちんと報酬をもらって日本の良さをアピールする服を自分の給料で買ってください。日本の職人さんも豊かになり、技術も伝統や文化も守られます。経済の好循環が生まれます。身を切る改革では個人消費が落ち込み日本の伝統や文化を守ることが出来なくなります。お願いします。》
この投稿に対し、コメント欄ではさまざまな声が集まっていた。
《安藤さんの指摘は、それなりに刺さったみたいですね。服選びに悩んだみたいです。》《高市さんなんかズレてるんだよなぁ前向きに伝わってないような、、》
《高市さん、安藤さんに言われた意味をまるで理解してないようで残念 マウント取れということじゃないのに…》
《安藤さんはこういう意図で服のお話をされていたのに違う意味で捉えてる方が多いですね》
「安藤氏の指摘に対し、高市首相は少し違った意図で捉えてしまったのかもしれません。それが“マウントを取れる服”という発言になり、結果として物議を醸してしまった」(前出・全国紙政治部記者)
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